生きるチカラを信じて支える ケア・インターナショナル ジャパンは、貧困の根源の解決に向け、災害時の人道支援を行うとともに、「女性や子ども」に焦点をあてた活動を通して、最も困難な状況になる人々の自立を支援しています。

ガーナ:乳幼児の栄養改善事業

期間
2016年2月~2019年2月(3年間:36ケ月間)
地域
北部州イースト・マンプルーシー郡
対象者
イースト・マンプルーシー郡の60コミュニティ
ドナー
外務省、公益財団法人味の素ファンデーション 等
事業規模
130,000,000円

事業の背景

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首都アクラから北650キロに位置する北部州イースト・マンプルーシー郡は、経済成長が著しいガーナにおいては、貧困状態が残る地域です。ガーナの貧困層のおよそ40%の人々が北部で暮らしており、とりわけ、北部州の5歳以下の子どもの栄養失調の状況は悪く、33%が発育阻害(低身長)、20%が低体重、82%が貧血であり 、この地域の貧困と連動しているといわれています。子どもの栄養状態の改善は、将来的な貧困の予防の点からも喫緊の課題となっています。

本事業は、これまで当財団がガーナで行ってきた「ソーシャルビジネス事業」を規模と対象地域を拡大して、「乳幼児の栄養改善事業」として実施するものです。

事業目標

この事業では、対象地域において、2歳未満児の栄養と健康状態の改善を目指すとともに、両親を含む保護者の果たす役割が重要であることから、主に保護者を対象にした栄養啓発と食習慣の改善を図ります。また、家父長的文化が残るガーナ北部では、女性は家計に関わる決定の場で、往々にして排除される傾向があります。女性の経済的なエンパワメントが、ジェンダーの平等を進め、生活の向上に大きく寄与することから、本事業においても、引き続き、女性の起業家の育成を目指します。

主な活動

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1.保護者らを対象とした乳幼児の栄養啓発
コミュニティ・ヘルス・ボランティア、栄養教育係及び男性啓発員に対して、ガーナ保健局が推奨する栄養や適切な食事の摂取方法などについての研修を実施し、身につけた知識を現地方言で発信できるようにします。また、先行のソーシャルビジネス事業の教訓を踏まえ「カウンセリングカード*1」や、男性を巻き込むための「お父さんポスター」の再開発も行います。

2.保護者らを対象とした乳幼児の食習慣の改善
適切な食事の摂取習慣に関する調理実演や演劇グループによる寸劇などを通じて、乳幼児の保護者らが三色栄養素の重要性、野菜の調理法、タンパク質や鉄分を効果的に摂取できる食事、大豆レシピなどについて学べる場を提供します。

3.女性の経済的エンパワメント
村内貯蓄貸付組合*2の設立に向けて、現地パートナーの協力を得て、コミュニティ・リーダーの理解も得つつ、組合員の研修を行います。また、ソーシャルビジネス商品(栄養補助サプリメント「KOKO plus」)を販売促進する女性起業家を育成します。

これら活動を通じて、乳幼児の栄養が改善されるのみならず、男性の巻き込みも図ることにより、ジェンダーの平等が推進されることが期待されます。

*1 先行事業においてガーナ保健局と共同で開発した、乳幼児の栄養と健康に関する情報を盛り込んだカード。文字が読めなくてもイラストから理解できるよう工夫されています。

*2 20~25人の女性からなる組織で、各人が少額の現金を預けグループで管理する仕組み。女性たちは、グループで管理する資金から融資を受けることにより、農産物加工、販売、塩などの小分け販売等、各々のビジネスを起業することが可能になります。自分たちの村や近隣の村の住民がビジネスの顧客となります。

関連情報

第3回「日経ソーシャルイニシアチブ大賞」表彰式で理事長がスピーチをしました

ガーナ:ソーシャルビジネス事業

ガーナ:女性経済支援事業

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