生きるチカラを信じて支える ケア・インターナショナル ジャパンは、貧困の根源の解決に向け、災害時の人道支援を行うとともに、「女性や子ども」に焦点をあてた活動を通して、最も困難な状況になる人々の自立を支援しています。
東日本大震災ブログ

仮設イベント『みんなたまには外で息抜きすっぺす』(山田町)

[ 2012.6. 4 ]

6月3日。山田町にある、通称「旧タブの木荘跡」仮設団地で"息抜きイベント"が開催されました。その名も『みんなたまには外で息抜きすっぺす』。気張らない、センスあるネーミング!企画・主催は、山田町の住民組織「十年会」の皆さんです。

「十年会」は、山田町北浜地区にある大杉神社の神輿の担ぎ手55人で結成されている会です。山田町もこの地域一帯の例に漏れず、祭りに一年分のエネルギー全てを注ぎ込むような、祭りに賭ける情熱盛んな地域です。海に繰り出す勇壮な大杉神社の神輿の渡御は、この町を象徴する風物詩の一つでした。しかし、海からわずか150mの場所にあった大杉神社の拝殿は、神輿と共に震災による津波で無残な姿になりました。

大杉神社3.JPG

周囲一帯が壊滅状態の中、
残った大鳥居が目を引く大杉神社。

神社の御神体は、震災の数日後、宮司さんの手によって瓦礫の中から救い出され、安全な場所に移されましたが、破損した神輿の修理はまだ目処が立っていません。
まだしばらくは、神輿を担ぐことができそうにない「十年会」の皆さんですが、だからと言って活動を停止されるようなことはありませんでした。
「同じく被災して仮設団地に暮らす同郷の人たちを少しでも元気付けられるような活動がしたい」。十年会の小國さんの言葉です。
CAREは、地元の方々が同じ地元の方々を盛り立てたいというその考えを応援できるよう、イベントに使える屋外用のテーブルセットとシェードを十年会に寄贈しました。今回のイベントは、十年会による企画第2弾です。CAREで提供した物品も活用されるということで、お手伝いがてら様子をのぞきに伺わせていただきました。

この日は、仮設団地の敷地にテーブルを並べ、食べ物や飲み物をたくさん振舞って、皆さんに戸外の空気を吸いながらのーんびり息を抜いてもらおうという企画です。朝10時からの開始に合わせ、十年会のメンバーとそのご家族、そして小國さんが代表を務められる企業の有志の方々が会場の準備を行っていらっしゃいました。振舞いのメニューは、イカの炭火焼きに焼きそば、枝豆、ビールにジュースにアイスクリームにかき氷と種類も量も盛りだくさん。大人から子どもまで一緒に楽しめる内容です。地元の観光協会や有志の方から提供された食材もたくさんあったようです。開始直後はぽつりぽつりの人数だった参加者も、途中からどんどん増えて、食べ物が間に合わない程になりました。みなさん、それぞれに顔見知りになったご近所同士、同じテーブルで食べながら、飲みながら、笑い合いながら、お昼の一時をゆっくり過ごされていました。最後は景品付のじゃんけん大会でヒートアップ。準備されていた大量の食材は全て掃けました。

震災後に生まれた赤ちゃんも一緒に
ご家族2世帯で息抜きに。

仮設の友人.JPG

仮設団地で育まれた新たな友情です。

くつろぐ.JPG

この日の参加者は20人余り。
戸外での心地良い時間でした。


大杉神社は、今後、別の場所に移ることも検討されていると聞きました。先ずは御神体を祀る新しい拝殿を整えて、その次に神輿の修理という筋道になりそうだとも聞きました。 十年会のメンバーの方には、肩に硬い"神輿ダコ"があるのだそうです。「一年担がないと神輿ダコが柔らかくなってしまうんだ」と、メンバーの一人の方が教えてくださいました。神輿ダコが無くなってしまう前に、山田町の風物詩、大杉神社の神輿の渡御がこの町で再び見られますように。

十年会メンバー (2).JPG

振舞いの焼きそばを焼く「十年会」のみなさん。










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Tel: 03-5950-1335 広報担当

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