@Josh Estey/CARE
CAREとは
The Cooperative for Assistance
and Relief Everywhere - CARE
世界中に支援と安心を届ける共同体
@Jorja Currington/CARE
CAREは、貧困のない、すべての人々が尊厳をもって安心して暮らせる世界を目指し、世界100か国以上で、人道支援活動を行っています。
現在、1万2千人の高度な専門性をもつスタッフが、年間1憶7千万人に支援を届けています。
最も弱い立場におかれた人々に、最も必要な支援を確実に届けます
貧困者の7割は女性で、妊娠や出産で1日800人が亡くなっています。
女性に対する根強い差別や弊害的な慣習(注1)が残っているため、女性の3分の1が暴力の被害にあい、人間としての尊厳が傷つけられています。中途退学、児童労働、人身売買の犠牲になる子どもも多くいます。そのなかでも、特に女子は弱い立場におかれています(注2)。CAREが支援を届けている人々のおよそ4分の3は女性と女子です。
活動に携わるスタッフの90%以上は、現地の複雑な事情や現地の人々が本当に必要としていることを最も良く知る、支援地域の人々です。
80年近くに及ぶ活動をとおして、支援のノウハウや知識を蓄積し、支援国や地域の人々との信頼関係とネットワークを構築しています。
それらが緊急発生時にも、また長期的な開発支援においても、持続的な効果(インパクト)をもたらすことを可能にしています。
CAREは、女性と女子にフォーカスし、彼女らが能力を発揮し、
経済的にも社会的にも自立できるような社会の実現を目指しています
事業を実施する際は、社会固有のジェンダー課題について必ず分析を行い、ジェンダー平等と女性と女子のエンパワメントが実現するための活動を取り入れます。一方で、男性や男子の理解も重要と考えています。例えば、東ティモールの農業用水改善事業では、水管理委員会のメンバーの比率をほぼ男女半々にしています。また、ジェンダー研修を繰り返し実施することで、地域の男性の意識も変化しつつあります。ジェンダー平等の推進には女性や女子だけではなく、男性や男子の参加も不可欠となっています。
(注1)弊害的な慣習(harmful practice)としては、幼児婚、婚姻に関わる持参金・持参財(ダウリー)、名誉殺人、女性性器切除、レビレート婚、ネパールの奴隷制度カマイヤ(カムラリ)、生理期間中の隔離、などがあります。
(注2)国連サミットで2015年に合意された持続可能な開発目標(SDGs)には、貧困、飢餓・栄養、健康、教育、雇用、気候変動など、2030年までに全ての国が達成しなければならない17の目標が掲げられています。SDGsは、「誰も取り残さない」社会の実現に向けて、5番目の目標に「ジェンダー平等と女性・女の子のエンパワーメント」を掲げています。
CAREは、2030年に向けて世界が合意したSDGs(持続可能な開発目標)の達成に向けて降り組んでいます。特に、目標1(貧困をなくそう)と目標5(ジェンダー平等を実現しよう)にかかわる活動に注力しています。
©︎Juozas Cernius/CARE
Copyright © CARE International Japan, All rights reserved.