紛争・自然災害

©︎ Peter Catons/CARE

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紛争や自然災害の頻度が高まり、被害規模も甚大になり、さらには複数の国や地域で同時に発生することが特徴となっています。

世界中にはりめぐらされたグローバルネットワークを活かし、瞬時に緊急支援体制を確立し、被災者への対応を行っています。
また、災害時において特に弱い立場におかれやすい女性と女子に配慮した支援を行っています。

実施中の事業新型コロナウイルス感染症緊急支援事業

医療・介護従事者や難民など感染リスクの高い人々と社会的に弱い立場におかれた人々の命を守る

新型コロナウイルスとの闘いを続けている世界は、今、まさに、公衆衛生状態が劣悪で医療システムが脆弱な途上国や紛争地域への感染拡大を阻止するという大きな課題と対峙しています。CAREは、エボラ出血熱や重症急性呼吸器症候群(SARS)などの感染症への対応経験を活かし、社会的に脆弱なグループや人々を対象に支援事業を展開しています。特に、最もリスクの高い17の国を重点におき、短期的には緊急の感染予防活動を展開することで救命につなげます。長期的には、同様の感染症の再出現とまん延を予防するため、コミュニティ、世帯、個人の回復力や抵抗力の強化を目指します。

活動地域 全世界
実施期間 2020年5月 ~ 2021年6月(1年2か月)
年間事業規模 7,924千円
(総事業費:1億ドル *2020年12月までの資金調達目標額)
重点対象国と地域(順不同)
アジア フィリピン、ミャンマー、バングラデシュ、ネパール
アフリカ 南スーダン、チャド、ブルキナファソ、ニジェール、シエラレオネ、ナイジェリア、ソマリア、ジンバブエ、エチオピア、ウガンダ
中南米 ハイチ
中東 パレスチナ自治区、シリア北東部、レバノン
具体的な活動内容

公衆衛生の啓発:手洗い指導、
感染予防に関する正確な情報発信など

ハイチでは、新型コロナウイルスに関する誤った情報を是正するために取り組んでいます。ロックダウンなどで集会の制限がある地域では、モバイル媒体や拡声マイクなどを活用し、工夫して重要な情報を伝えています。

バングラデシュでは、手洗い指導はもとより、人との距離をおくことの重要性も伝えています。

安全な水の供給:安全な飲料水の
確保、衛生用品の配布など

世界各地で既に行っている水と衛生の事業を強化しています。特に、密集した生活を強いられる難民キャンプにおいては、人々が安全な水にアクセスできているか、衛生施設が適切に維持されているか、除菌が十分になされているかを確認しています。

シリア北西部では、水のタンクの除菌、200か所の手洗い場の修理・補修、50の貯水タンクの設置を行うなど、水のインフラ対策に取り組んでいます。

支援物資や現金の配布:
食糧と生活必需品の配布など

フィリピンでは、最も弱い立場におかれた人々に、1か月分の食費に相当する現金を支給し、外に働きに出る必要がないよう支援しています。

フィリピンのミンダナオ島では、紛争により弱い立場におかれた人々に、衛生キットに加え、食糧の配布も行っています。

新型コロナウイルス感染症が男女に及ぼすインパクトの差

まだ検証可能な十分なデータはないものの、男性が僅かながら女性より新型コロナウイルスへの罹患率が高いといわれています。しかし、これは、女性や女子がより安全であるということではありません。全世界的に家庭などで病人や高齢者、子どもの世話を含む無償のケアを担う者の76.2%が女性。感染者数が急増し、医療施設の患者受け入れ能力を超えると、必然的に感染者のケアを女性が家庭で担うことになり、すでに家庭内で多くの労働を担っている女性の負担は著しく増大します。
また、医療施設では、介護者や看護者の約7割を女性が占めており、防護措置も不十分な中、医療の最前線に立つ女性の感染リスクが懸念されています。さらに、感染者の隔離や経済的な苦境におかれた世帯ではストレスが著しく高まり、結果として家庭内暴力(DV)や性的搾取が増加する傾向があり、すでにこの兆候は確認されています。これら女性へのインパクトにも対応すべく、前述の活動に加え、医療の最前線で働く女性へのサポート、女性を対象とした公衆衛生に関するメッセージの発信、女性に必要不可欠な保健サービスの提供(性と生殖に関する保健サービス等)、性差に基づく暴力(GBV: Gender Based Violence)の予防と対応に関するサービスの提供も同時に進めています。

新たな日常への対応

支援を届けるための新たな方法を模索しています。想像力を働かせ、最も支援を必要としている人々に必要な支援を届けるために、テクノロジーなど最新の技術を活用しています。この危機より、世界各地のCARE事務所でも、支援の現場でも、新たな日常に迅速に対応する局面を迎えています

ケア・インターナショナル事業部長
ソフィア・スプレッチマン

*2020年6月にケア・インターナショナル事務総長に就任

「緊急支援基金」へのご協力のお願い

紛争や災害が発生した際には、初動が非常に重要です。そして、初動活動には、通常の開発事業とは別に、緊急時に直ちに拠出できる資金(プール資金)が必要です。予測が難しい地震、津波、台風、サイクロン、洪水、干ばつ、そして感染症の拡大など、世界各地で多発する自然災害に加えて、長期化する紛争等による難民や避難民の深刻な人道危機などへの迅速かつ効果的な対応にあたり、平時からの資金の確保が不可欠で、円滑な初動活動を行えるよう、「緊急支援基金」へのご支援が必要です。 国内外で今後起こり得る災害等における初動(緊急調査や緊急支援活動等)への活動資金として、有効に活用させていただきます。

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