「東ティモール豪雨被災者緊急支援募金」へのご協力をお願いします
広範囲で水没したディリ市内
50年に一度の豪雨により、女性や子どもたちがより深刻な状況に
2021年4月3日未明から4日にかけてインドネシア東部から東ティモールを襲った熱帯低気圧「セロジャ(Seroja)」による記録的豪雨により、各地で洪水や地滑りが発生。6日現在、両国政府の発表によると死者は、合わせて少なくとも157人となり、依然として70人以上が行方不明となっています。
そして現在、ケア・インターナショナル ジャパンが2つの事業*を実施している東ティモールでは、32人の死亡が確認され、行方不明者に至っては未だ正確な人数が確認できていない状況です。特に、首都ディリでは、市内最大のコモロ川が増水し、広範囲にわたり浸水。他にも、海岸沿いの低地を中心に、多くの民家や病院、橋などが流されたり、泥水に覆われたりするなどし、一部損壊または全壊するなど甚大な被害が出ています。その影響をうけ、およそ1,500世帯、1万人を超える人々がディリ市内に設置された11か所の避難所に身を寄せています。
また、ディリから南45キロに位置する当財団事業地であるエルメラ県アッサベ郡においても、土砂災害が発生して、道が寸断されている場所もあるとの報告が届いています。コロナ禍でもあり、情報収集が思うように進んでいませんが、今後、被害状況が明らかになるにつれ、被災者の数も増えるのではないかと危惧されます。
CARE東ティモール事務所より、「女性や子どもたちは、災害発生時およびその直後において、平時の14倍もの死亡および傷害リスクに脅かされます。特に、今回の豪雨は50年に一度の水害といわれており、被害は広範囲にわたり、多くの人々が支援を必要としています。日本の皆さまからご支援いただけるのであれば歓迎します」と連絡がありました。さらに、同事務所所長のピーター・グットフェローは、「今後の緊急支援においては、新型コロナウイルス感染拡大防止に向けて早急かつ慎重に対応することが重要です。新型コロナウイルスの蔓延を防ぐことができなければ、もともと脆弱なこの国の医療体制に甚大な影響を及ぼすことになります」と警笛を鳴らしています。
同国では5日、新型コロナウイルスへの新規感染者が52名そして累計感染者が766人に及ぶなど、現在でも非常事態宣言が継続されており、ディリ等における外出規制措置がとられています。今回の、コロナ禍での豪雨災害の発生が、状況をより複雑に、また支援を困難にしています。
CAREは、引き続き、職員の安全確保を行いつつ情報収集を進めます。そして、女性や子どもたち、そして障がいを持った方を含むすべての被災者が、安全な場所と当面必要な食糧や物資を得られることを、最優先に、最善を尽くします。既に避難所では、被災世帯ごとのソーシャルディスタンスを確保しつつ、マスクや消毒液などの配布が行われています。このような状況を受け、日本においても、緊急募金を開始いたします。何卒、ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。
最後に、この度の自然災害を受け、支援者の皆さまから現地の人々や職員を気遣う温かいお言葉をいただきました。心よりお礼を申し上げます。CARE東ティモールのディリ事務所や職員の自宅なども床上浸水等被害を受けましたが、職員およびその家族は全員無事との確認が取れておりますので、ご報告申し上げます。 クレジットカードでのご寄付の場合:
こちらから「今回の寄付」をご選択の上、寄付の使途は「東ティモール豪雨被災者緊急支援事業」をお選びください。
各種クレジットカードをご利用いただけます。
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<口座番号> 00150-4-49006
<加入者名> 公益財団法人 ケア・インターナショナル ジャパン
※郵便局窓口にて、振込手数料が無料の口座である旨お申し出ください。
※お振込いただく際は、振込み用紙の通信欄に必ず「東ティモール緊急(W)」と明記してください。記載がない場合は一般寄付としてお取り扱いいたします。
寄付金については「寄附金控除」の対象となります。
個人および法人の皆さまからのご寄付は、確定申告の際に、寄付金控除の対象となります。なお、個人の皆さまへの領収書は、ご希望いただいた方にのみ発行させていただきます。必ず通信欄にその旨明記していただくようお願い申し上げます。
【領収書発行を希望する皆様へ】
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・郵便局からのご寄付の場合:振込用紙の通信欄に「領収書要」と明記して下さい。
*当財団は、新型コロナウイルス感染拡大に伴い、当面の間、すべての職員の在宅勤務を奨励していることから、領収書の発送が大幅に遅れる可能性がございます。予め、ご了承ください。
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