女性と女子の支援を通じて
貧困のない世界を目指しています
ケア・インターナショナル ジャパンは、世界100か国以上で活動する国際NGO「CARE」の一員として、
女性と女子を中心とした支援を通じて、貧困のない世界を目指しています。
世界で、困難な状況におかれる多くの女性や女子。
彼女たちが本来のチカラを発揮できたら、家族が変わり、地域が変わり、世界が変わる。
私たちは、そう考えています。
世界では今も、およそ10人にひとりが1日3ドル未満で生活しています
貧困とは、単にお金がない状態ではありません。教育を受けられない、医療にアクセスできない、自分の土地を持てない、意思決定に参加できない、そうした「機会と権利の不平等」が積み重なった状態です。この不平等をなくすこと。それが、貧困をなくすことへの、最も根本的なアプローチだとCAREは考えています。

出典:世界銀行「国際貧困ライン2025年6月の改定 」より作成
なぜ、女性と女子の支援が貧困のない世界につながるのか?
貧困をなくすためには、すべての人々が平等に機会や権利を得る必要があります。しかし、今、特に貧困地域では女性と女子は様々な場面で平等に扱われていないことが多い。だからこそ、CAREは女性と女子を中心にすえ活動しています。
より弱い立場におかれた「女性と女子」
貧困層の7割は女性と子ども。CAREが女性と女子にフォーカスする理由は、貧困地域において女性や女子が特に困難な状況におかれやすいという現実にあります。その背景には、「女性や女子は家庭内労働や育児に専念すべきだ」という伝統的な考え方が潜んでいます。結果、女性や女子は、男性に比べ、教育・保健・就業・結婚など、様々な場面で平等に扱われないことが多くあります。機会や権利の不平等が重なり合い、女性や女子を貧困の中に留め続けています。
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世界で読み書きが
できない人々の3分の2が女性
出典:国連広報センター「SDGs目標4:質の高い教育をみんなに」より作成
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妊産娠死亡の
90%は
低中所得国で発生
出典:公益社団法人日本WHO協会「ファクトシート:妊産婦死亡」より作成
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世界で農地を
所有している女性は13%
出典:国連広報センター「【背景資料】ジェンダー不平等を数字で見る」より作成
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世界の女性の
3人に1人は
パートナーからの
暴力を受けている出典:公益社団法人日本WHO協会「ファクトシート:女性に対する暴力」より作成
女性と女子がおかれた状況が変わると、世界が変わる
女性と女子への支援は、最も困難な状況におかれた人に手を差し伸べることであると同時に、社会全体を変えるための最も効果的な起点でもあります。女性や女子が権利と機会を得ることは、その人一人の問題ではありません。彼女たちが本来持つ潜在的なチカラを発揮できるようになれば、その変化は、家族へ、地域へ、次の世代へと波及していきます。CAREが女性と女子にフォーカスする理由は、ここにもあります。
家計へのインパクト
研究によると、女性の収入の約90%は家族やコミュニティへの投資に使われ(男性の場合は約35%)、子どもの教育・医療・栄養の改善に直結します。
出典:UN Women & UN Foundation (2018). A Global Women's Safety Framework in Rural Spaces, United Nations.

子どもへのインパクト
女性が教育を受けると、教育の重要性への理解が深まり、家庭での学習サポートも促進され、子どもの修学・進学率が高まることで、世代間の貧困の連鎖を断ち切ることができます。
また、女子が5年間修学することで、その子どもの生存率が40%増加したという報告もあります。
出典:Barbara Herz, Gene B. Sperling“What Works in Girls’ Education ”

コミュニティへのインパクト
男性と同等に、女性が、土地や家畜、教育、金融サービス、技術、雇用機会にアクセスできるようになれば、農業の生産性が向上し、1億から1億5千万人の人々が飢餓から救われる可能性があります。女性が管理する農地の収量は20~30%向上し、途上国の農業生産は2.5~4%増加すると試算されています。
出典:国連食糧農業機関「The State of Food and Agriculture 2010–11」

私たちの活動
CAREは、女性と女子をすべての活動の中心にすえ、彼女たちが能力を発揮し、経済的にも社会的にも自立できる社会の実現を目指しています。ケア・インターナショナル ジャパンは、その一員として、主にアジアの国や地域を中心に、最も弱い立場におかれた人々に、最も必要な支援を確実に届け、地域に変化をもたらしています。
活動の成果
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Before
東ティモールのエルメラ県は、雨期の天水に頼った農業しかできず、乾期には収入が途絶え、貧困度の高い地域となっていました。また、水汲みや農作物への水やりは女性農民が主に担っており、毎日の重労働が女性たちの時間と体力を奪っていました。
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After
貯水タンクと点滴灌漑設備の整備で、水汲み労働の時間はゼロに。栽培できる野菜は18種類に増え、余剰野菜は地元市場や学校給食にも拡がりました。農民グループのリーダーとなったレオノラさんは「この事業が、女性たちがリーダーになるための扉を開いてくれた」と語ってくれました。
あなたのアクションが世界を変えるチカラに
私たちは、女性と女子を含めた最も弱い立場の人々に寄り添い、彼女たちが自立して本来持っているチカラを発揮できるよう中長期的な支援を行っています。このような活動は、皆さまの継続的なご寄付のおかげで実施することができています。貧困のない世界の実現に、あなたの力を貸してください。
あなたのご寄付でできること

毎月1,000円で…
教科書や本が十分にない地域の子どもたち60人に、学習雑誌を届けることができます。読み書きや計算を身につけ、ジェンダー平等や多様性について学ぶことにより、職業の選択肢を拡げていくことができます。

毎月3,000円で…
避難所や難民キャンプで、石けんや歯ブラシ、洗剤などが入った「衛生キット」を9世帯に配布できます。生理用品やおむつ、ガーゼなども含まれ、女性や妊産婦特有のニーズにも配慮することにより、女性たちは尊厳をもって避難生活を送ることができます。

毎月5,000円で…
10人の農民が、実践的な参加型研修を通じて、農業用水を維持・管理するための知識を学ぶことができます。貯水タンクや点滴灌漑の普及により、女性の水汲み労働の削減と、農産物の生産性向上につながります。



