ウクライナ危機緊急支援事業
2022年2月のロシアによる軍事侵攻以降、ウクライナ国内および周辺国に逃れた避難民を対象に、支援を継続しています。食料・水・衛生用品などの物資支援に加え、心のケアにも力を入れています。

取り組む課題
2022年にロシアが開始したウクライナへの軍事侵攻をうけ、国を逃れた人々の9割が「女性と子ども」。この点に着目し、緊急時において最も弱い立場におかれやすい女性と子どもに配慮した支援を行い、避難民と国内避難民の命と尊厳の確保を目指します。

具体的な活動内容

食糧、水、衛生用品、そして現金などの緊急支援物資の配布
緊急支援物資には女性と女子のための衛生用品、離乳食、おむつも含んでいます。また、国内に留まって活動を続けるボランティアに活動資金を支援するなど、日々変化するニーズに柔軟に対応しています。

ウクライナの人々への心理的影響とトラウマを緩和するための心のケア
精神科医、ソーシャルワーカー、医療従事者、ボランティアなどに、緊急心理社会的サポートとトラウマカウンセリングに関する研修を提供しています。軍事侵攻が長期化するなか、このような支援がますます重要になっています。

その他、今後、ウクライナの国内避難民および難民が必要とする支援
長期にわたる紛争は、搾取や人身売買、そして、妊産婦の死亡など、女性や子どもへのリスクを高めます。CAREは、弱い立場におかれた人々の代弁者となって国際社会にその危険性を訴えかけていくとともに、それらの人々への支援を引き続き行っていきます。
どうして女性と子どもが避難民の9割を占めているの?
ウクライナ政府が、18歳~60歳までの男性の出国を禁止する「総動員令」を発令したからです。その結果、父親や夫をウクライナ国内に残し、母親と子ども、あるいはお年寄りの女性だけで国境を越えざるを得ない状況が発生。成人男性の付き添いがない女性や子どもだけの避難民を狙った人身売買や労働搾取、性的虐待のリスクが危険視されており、各国で保護活動が行われています。

現地からの声
私も国内避難民で、支援を受ける側にいました。今は人道支援活動従事者として支援を届けています。トラウマ、痛み、避難、失職など、私がこれだけの困難を乗り越えられたなら、他の人々にもできるはず、必ず道はあると伝えています。私たちは一緒に泣きそして支え合っています。
活動報告書
事業概要
| 活動地域 | ウクライナ、ポーランド、ルーマニア、モルドバ、ジョージア |
|---|---|
| 実施期間 | 2022年2月~ |
| 対象者 | ウクライナ国内および周辺国に逃れた避難民 |
| ドナー | 個人、企業等 |
| 事業目標 | 戦時により弱い立場におかれる女性、子ども、高齢者の命と尊厳を確保する |



