緊急・復興支援

緊急・復興支援

災害や紛争下において、最も困難な状況におかれやすい
女性、子ども、高齢者の命と尊厳を守る

紛争や自然災害が発生した際、世界中にはりめぐらされたCAREのグローバルネットワークを活かし、瞬時に支援体制を確立します。緊急時に最も困難な状況に置かれやすい女性と子ども、そして高齢者を中心に、命を守るだけでなく、自らの力で回復していけるよう寄り添います。

ISSUE

緊急時に困難な状況におかれやすい女性や女子

近年、紛争や自然災害の頻度が高まり、被害規模も甚大になっています。危機が起きるたびに、そのしわ寄せは社会で最も弱い立場の人々に集中します。避難生活の中では、食料や安全な水、医療へのアクセスが失われるだけでなく、人身売買や性暴力といったリスクも急激に高まります。

出典:Women’s Environmental Network “Gender and the Climate Change Agenda” (2010) より作成

APPROACH

ケア・インターナショナル ジャパンの取り組み

命を守るだけではなく、復興まで寄り添う支援

人道危機においては各国CARE事務所が連帯して取り組み、圧倒的な規模と機動力を発揮して、大きなインパクトをもたらします。
また、現地政府、国際援助機関、そして女性権利保護などを専門とする市民組織等を含むパートナー団体とも密に連携することで、遠隔地や紛争の最前線など、単独では支援が困難な地域においても、迅速かつ柔軟に支援を届けることができます。
物資を届けることだけが、緊急支援ではありません。危機の中で傷ついた心を回復させ、女性と女子が自らの力で前に進んでいけるよう、回復力(レジリエンス)を育てる支援を届けています。

緊急フェーズの主な支援活動

  • 多目的現金支援

    危機的な状況において、現金支援は効率的かつ迅速に実施ができ、被災者にとっても選択の自由を与えるため、自分たちのニーズに合った商品等を購入でき、生活の安定を取り戻すことができます。

  • 水と衛生

    安全な飲料水、衛生用品、緊急用トイレ、破損した給水システムの修理などのニーズに対応。これにより、汚染された水による病気のリスク軽減および衛生意識向上を優先します。

  • 食料安全保障と栄養

    食料パッケージの配布を通じて、特に缶詰や調理済みの食事など、腐りにくいものの提供を行うほか、特に妊娠中の女性や新生児の母親、幼い子どもたちへの栄養支援を行います。

  • シェルターとその他の生活用品

    家が倒壊するなどの被害を受けた家族を支援するため、緊急シェルターキットや衣料品などの生活必需品を提供し、当面の救援と厳しい天候からの保護を行います。

  • 医療

    負傷した人々への緊急医療に加え、被害を受けた保健センターなどへの医療用品や設備等の提供を行い、被災地において必要不可欠な医療サービスと保健教育の回復に向けて優先的に対応します。

  • 保護

    災害時は、搾取や暴力など、女性と女子へのリスクが高まります。尊厳キットを提供し、暴力防止に関する意識を高めることで、女性と子どもたちを保護し、安全と尊厳を確保することを目指します。

シリア|ファティマさんのストーリー

  • Before

    被災した家族の苦しい現実

    2023年2月、シリア北西部を大地震が襲いました。12年以上続く内戦をくぐり抜けてきたファティマさんにとって、それはすべてを奪う出来事でした。
    一緒に暮らす9歳の孫娘ソハさんは、最初の地震が起きてからずっと泣き続けていました。食べるものも、安心して眠れる場所も、なかったのです。

  • After

    テントがもたらした心の変化

    CAREからテントが届いたとき、ファティマさんの孫娘ソハさんの様子が変わりました。「テントが届くまでずっと泣いていたのに、今は穏やかで笑顔です」とファティマさんはいいます。安心して眠れる場所が、心の回復の第一歩になりました。今ではファティマさん自身も、地域の中で少しずつ日常を取り戻しています。

実施中のプロジェクト

  • ミャンマー避難民児童への教育支援事業

    ミャンマー避難民児童への教育支援事業

    ミャンマーからの避難民児童に対し、質の高い教育と安心して学べる学習環境を整備し、児童の心身の健やかな成長と持続的な幸福を促します。

    タイ 2026年~2027年
  • ウクライナ危機緊急支援事業

    ウクライナ危機緊急支援事業

    2022年2月のロシアによる軍事侵攻以降、ウクライナ国内および周辺国に逃れた避難民を対象に、支援を継続しています。食料・水・衛生用品などの物資支援に加え、心のケアにも力を入れています。

    ウクライナ 2022年2月〜

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