事務局長の池田卓生より、この1年のお礼を申し上げます
今年も残すところ1か月となり、今日から寄付月間が始まります。
今年は、CAREにとって、類を見ない年となりました。
今春から世界中で新型コロナウイルスの感染が拡大し、CAREも多くの支援事業の中断を余儀なくされました。日本でも事務所の一時閉鎖やイベントの中止、在宅勤務の継続奨励等の影響が出ております。
同時に、国内が大変な状況にありながらも海外への有り難い支援を多くの皆さまから頂戴し、本当に大きな力を賜りました。ここに改めて、皆さまからのご支援に心からお礼を申し上げます。
戦後の困難な時代に活動を始めたCAREは現在、重要な岐路に立たされていると感じます。人との物理的な距離を保つような各国の政策は、CAREの支援者に寄り添う姿勢とは相入れませんが、だからこそ、人が人を想う気持ちがさらに重要となると考えます。皆さまの温かいお気持ちをしっかりと事業や支援の形にしていくことが今まで以上に必要とされていると信じて、CAREは、これからも国際協力活動を続けて参る所存です。
今日からスタートする寄付月間を踏まえ、今後とも皆さまのご支援とご協力を何卒よろしくお願い申し上げます。
公益財団法人ケア・インターナショナル ジャパン
事務局長 池田卓生
冬募金へのご協力のお願い「私たちは乗り越えられる」
今、世界中の人々が、新型コロナウイルス感染拡大に起因した経済危機の影響を受けています。そして、この影響は、「女性」にとって、より大きな負担となってのしかかっています。
CAREは、新型コロナウイルスから命を守る緊急支援を続けると同時に、女性たちがそのチカラを発揮して、経済危機に対応し、これを乗り越えられるよう支援しています。
仲間とともにこの危機を乗り越えようと前向きなメッセージを届けてくれた、南スーダンのローズさんを紹介します。
「CAREが持って来てくれたミシンに、今も助けられています。新型コロナウイルスの影響で、私自身も、村内貯蓄貸付組合で貯めていたお金さえ底を尽く勢いでした。
そんな中、組合で話し合い、コミュニティのためにマスクを作ると同時に、販売を始めることに決めました。
ここからは、マスクを売っている町まではなかなか行けません。マスク作りで、私が住むコミュニティの人々の命を守っていると思うと、誇らしいです」
冬募金へのご支援は、困難な状況にある女性たちの未来を支え、彼女たちの家族、そして社会を変えることにつながります。
ご支援をよろしくお願いいたします。
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