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2024年にヘッドラインを飾らなかった10の人道危機


世界では連日のように報道される人道危機もあれば、メディアから注目されない人道危機があります。そして、そのほとんどがアフリカで起きています。

CAREは毎年、メディア・モニタリング機関であるMeltwaterと共同で、メディアから最も注目されていない人道危機を分析しています。2024年1月1日から9月30日までの期間、およそ560万件のオンライン記事が分析されました。分析対象は、少なくとも100万人に影響を与えた人道危機です。危機の影響を受けた人々の総数は、ACAPSReliefweb、CAREが発表したデータから推定しました。

その結果、43の人道危機がメディア分析にかけられ、世界中で発表されたオンライン記事の数によってランク付けされました(英語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、アラビア語)。私たちは、この報告書が報道の傾向を示すものでしかないことを承知しています。その一方で、オンライン・メディアにおける人道危機への世界的な関心の高さをうかがい知ることができます。この報告書により、メディアの影におかれた人々に光があてられることを期待します。

1位 アンゴラ ー富めるも貧し(1,956件)
220万人が人道支援を必要とし、過去最悪の干ばつが40年以上続いています。

2位 中央アフリカ ー戦争による大惨事(4,012件)
250万人が十分な食事をとれず、5人に1人が家を失っています。

3位 マダガスカル ー瀬戸際の楽園(5,915件)
人口の80パーセント以上が貧困にあえぎ、子どもの4人に1人が慢性的な栄養不良状態にあります。

4位 ブルキナファソ ー暴力からの避難(7,606件)
270万人が急性の飢餓に苦しみ、避難民の82パーセントは女性と子どもで、200万人が国内避難民です。

5位 ブルンジ ー異常気象と飢餓(9,743件)
女子の5人に1人が18歳の誕生日を迎える前に結婚。5歳未満の子どもの52パーセントが慢性的な栄養不良状態にあります。

6位 モザンビーク ー紛争と気候変動の挟間(10,082件)
583,000人が家を失い、280万人が十分な食事がとれていません。

7位 カメルーン ー暴力と強制退去(10,415件)
人口の60パーセントが安全な水を利用できていません。

8位 マラウイ ー気候危機がもたらす飢餓(11,077件)
主食はトウモロコシ。異常気象により耕作地の44パーセントが破壊されています。

9位 ザンビア ー洪水と干ばつの狭間(13,061件)
40年以上にわたって最悪の干ばつが続き、全人口のほぼ半数にあたる980万人が影響を受け、小規模農家は農地の90パーセントを失いました。

10位 ニジェール 飢餓、洪水、暴力(15,721件)
450万人が人道支援を必要とし、紛争、暴力、気候危機が農村の人々の生存を脅かしています。

報告書(英文)をもっと読む



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本件に関するお問い合わせ先

公益財団法人 ケア・インターナショナル ジャパン
〒171-0031 東京都豊島区目白2-2-1 目白カルチャービル5階
Tel: 03-5950-1335 Fax: 03-5950-1375
Email: info@careintjp.org
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