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9月8日は「国際識字デー」~ 東ティモールの子どもたちへ学習雑誌を届けよう!

9月8日は、 UNESCO (国際連合教育科学文化機関)が制定した「国際識字デー」です。

義務教育制度のある、日本の識字率は99%以上といわれていますが、世界を見渡せば、文字を読み書きできることは当たり前ではありません。

CAREは長年にわたって、アジアの最貧国の1つに数えられる東ティモールで、学習雑誌「ラファエック」を制作し、配布する活動を通じて、子どもたちの学び、そして農村地域の人々の自立を支援し続けてきました。

※寄付の使途で「備考欄にご記入ください:上記以外の事業指定の場合」を選択し、
備考欄に「ラファエック事業」とご記入ください。




「ラファエック」のはじまり、そして、これから

東ティモールの歴史を紐解くと、16世紀から続く諸外国による支配の末、2002年にインドネシアからの独立を勝ち取る前、子どもたちは自国の文化、歴史、そして地理さえも学ぶことが禁じられていました。

そして、独立をめぐる戦争では、95%もの学校が消失。インドネシア人教師の大半が離職しました。多くの尊い命が失われ、独立後、人口の半数以上が就学年齢の子どもたちとなりました。そのような混乱の只中、学習雑誌「ラファエック」は生まれました。

「ラファエック」のはじまり、そして、これから


2001年、1種類、年2回の発行から始まった支援は、現在、未就学児・小学生用が2種、そして成人用、教師用の計4種となり、年に3回配布までに拡大。

東ティモールあるすべてのプリスクールと小学校の児童に配布され、子どもたちは毎回、母国語(テトゥン語)で書かれた学習雑誌を楽しみにしています。また、全世帯のおよそ半数を占める10万世帯以上に、成人用の雑誌が届けられています。



■イェルシアナ・マウさん(女性・27歳)ストーリー

2021年夏、CARE東ティモール事務所で、職員として働くことになったイェルシアナさん。小学生の時から「ラファエック」を読んで育ったという彼女に、家族のこと、そして幼少期の暮らしや「ラファエック」の記憶を遡って、お話を聞きました。


東ティモール紛争の只中で、私は生まれました
私は、首都のディリで生まれ、3人の兄弟と私の他にも、両親が養子として迎えた兄弟姉妹たちと一緒に育ちました。インドネシア統治下にあった当時、まだ小さかった私は、混沌とした社会情勢とすべてを支配する不安の中、友だちとさえうまく話せないような静かな子どもでした。国民投票で多くの国民がインドネシア残留による自治に反対し、それに対して、インドネシア民兵団が組織的な破壊と暴力を繰り広げ、20万人以上の東ティモール人が国外逃亡を余儀なくされる中、私自身も、インドネシア国籍の母とともに、隣国インドネシアに逃れ、母の家族のもとで暮らすことになりました。

インドネシアから故郷に戻ってからも続いた、孤独
数年後、東ティモールに戻った時には、言葉が全く分からず、とても大変で…。インドネシアから同じく帰還した友だちとしか話すことができませんでした。地元の友だちとは、身振り手振りでコミュニケーションを図るか、もしくは黙り込むか、どちらかの選択肢しかありませんでした。それでも、友だちと仲良くなりたくて、楽しそうな笑いの輪の中に自分も入りたくて。何を話しているか全く分からないのに、ただ一緒に笑っていることもよくありました。そんな孤独な私を、両親は理解し、温かく見守ってくれていました。

一番好きだったのは、昔から語り継がれてきたお話を読むこと

母国語のテトゥン語で書かれた「ラファエック」には、イラストとともに、たくさんの民話が掲載されていて、そのストーリーを読むことが本当に大好きでした。それは、両親や祖父母の時代には、学ぶことが許されなかった固有の文化や歴史の話でもありました。母もよく読んで聞かせてくれたのを覚えています。こうして、毎日、少しずつ言葉を覚え、少しずつ友だちともテトゥン語で話し、打ち解けることができるようになりました。同じ言葉で理解し合い、同じジョークで笑い合える。そんな幸せを「ラファエック」は私に届けてくれました。

これからは、私が、子どもたちに学ぶ機会を届ける立場に
それから時が経ち、2021年8月、これまで大切にしてきた子どもの頃の「ラファエック」の記憶を胸に、私は、CAREの職員になりました。今は、ラファエックチームのライターとして、原稿執筆に全力を尽くしています。コロナ禍が続く今、写真やイラストなどを使って、正しい手の洗い方や身の回りを清潔に保つことの大切さなど、保健衛生についても子どもたちに伝えています。また、同僚と一緒に地方の学校に出向き、子どもたちと直接交流する機会もあり、子どもたちの笑顔に出会えるのをいつも楽しみにしています。

子どもたちの学習の「今」を支え、「未来」を描く力をも育む、特別な1冊
わずか20ページほどの学習雑誌ですが、今も、多くを持たない東ティモールの子どもたちにとって、「ラファエック」はとても特別な存在です。1冊のラファエックが、どれだけ多くの子どもたちの学びを支え、また子どもたちは、その特徴的なキャラクターやイラスト、写真などからどれほど想像力を掻き立てられているか計り知れません。これからも、私は、東ティモール人の同僚とともに、この事業に関わることができることへの誇りをもって活動していきます。




■20年間の変化、そして残された課題

ラファエックを創刊して20年、東ティモールの成人識字率に改善は見られるものの、子どもたちの就学率や退学率においては課題が残り、特に農村地域に置ける状況は深刻です。

さらに、教員についても、4人に3人は国内法で定められた基準を満たしていないとされ、教科書(ポルトガル語)と教授言語(テトゥン語)が異なるという政治的な事情も相まって、教育環境が整っているとは言えません。

親世代の貧困からの脱却も含め、より包括的な支援の継続がこれからも求められています。


※寄付の使途で「備考欄にご記入ください:上記以外の事業指定の場合」を選択し、
備考欄に「ラファエック事業」とご記入ください。





「ラファエック」最新号一部公開!

4種類ある「ラファエック」の内、未就学児向けの「Lafaek ki'ik」最新号の一部を、和訳付きでご紹介します。イラストを多用した子どもたちの興味をひくデザインで、日々の生活習慣を指導する「健康」や、実用的な「計算」など多岐にわたる内容になっています。

「ラファエック」最新号一部公開!





動画で見る「ラファエック」




「設立35周年記念募金」のお願い

ケア・インターナショナル ジャパンは2022年5月11日をもって、設立35周年を迎えました。

これからも私たちは、幼少期のイェルシアナさんのように、困難な状況にある子どもたちや女性たちの今を支え、ともに、希望ある未来へと変化の歩みを進めていきます。

ご支援者の皆さまとともに歩んできた35年間の節目に、どうか、これからの活動への応援のお気持ちと、あたたかいご支援を賜りますよう、心からお願い申し上げます。

「設立35周年記念募金」のお願い

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備考欄に「ラファエック事業」とご記入ください。

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[本件に関するお問い合わせ先]

公益財団法人 ケア・インターナショナル ジャパン
個人寄付担当   
Tel: 03-5944-9931 Fax: 03-5950-1375 Email: bokin@careintjp.org


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