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6月20日は「世界難民の日」~難民として子どもを産み、育てるということ

6月20日は「世界難民の日」。世界の難民は2022年上半期に1億300万人を突破しました。紛争や災害によって、住み慣れた家を追われ、避難を余儀なくされる人が日に日に増え続けていますが、その中には妊産婦や、幼い子どもを抱えた母親も多くいます。彼女たちはどのような困難に直面しているのか、ぜひ現地からの声をお聞きください。


周産期医療の現場から見た、難民として「母になる」こと
ウクライナとシリアにおいて周産期医療に携わり、戦争下や被災地の妊産婦を支えている医師や看護師から届いたメッセージをお届けします。




難民キャンプで30年以上暮らし、9人の子どもを育てるSaruro
1992年、3歳の時にソマリア紛争から避難し、ケニアの難民キャンプ・ダダーブに到着したSaruro。彼女はここで学校に通い、夫と出会って結婚して9人の子どもを産みました。長男は18歳、次男は生後10日目です。
「難民用の病院で出産したんです。その時産まれた赤ちゃんは自動的に登録されるからです。もし自宅で出産していたら、この子は人道的支援を受けられなかったでしょう

大雨や洪水によって家族の住む小屋が壊れ、度々避難や修理が必要となりました。しかし、水道の蛇口は遠く、常に飲み水は不足しています。
「私の家族には十分な飲料水がありません。1日1食しか食べられません。私たちは希望を失いました。ここに長く居すぎたのです。もし、この世界で何かを望むとしたら、いつか一度でいいから、現代の世界を見てみたいです」


 心身ともに疲弊し、自殺も考えたシングルマザーのNoura
Nouraが子どもたちと暮らすアルアズラク難民キャンプは、ヨルダンとシリアの国境から車で2時間弱の砂漠地帯にあり、約45,000人のシリア難民が住んでいます。

「結婚したとき、私の唯一の願いは、自分が成長する過程で手に入れることができなかった機会を子どもたちに与えることでした。でも今は、子どもたちを学校に通わせる余裕はありません。子どものうち3人は喘息持ちです。1人は交通事故で体が不自由になり、リハビリのための手術に多額の資金が必要です。自分が負担する出費を考えると、息苦しくなるんです

夫は3年前にケンカの末、彼女と子どもたちを置いて出て行ってしまいました。頼る人も帰る家もなく、将来への希望も持てないNouraは、しばしば罪悪感や悲しみ、責任の重さに圧倒されて絶望的な思いに駆られていました。

「こんな惨めな生活を送るくらいなら、家の中で死んでいればよかったと思うこともありました。家が壊れてから、ここに来るまでに2回ほど転居を繰り返しました。子どもを連れて畑の中を2日近く歩き、大変でした。精神的にも肉体的にも大変で、常に自殺を考えていました。自分の人生を終わらせたかったです。自分と子どもたちに起きたことすべてが嫌でした」
幸いNouraは、CAREがキャンプで提供している、心のケアと社会的なサポートプログラムに助けを求めました。彼女はカウンセラーやグループの他の女性たちに悩みをさらけ出し、不安な気持ちをコントロールして、子どもたちや他の人たちとのコミュニケーションをうまくとることを学びました。

「自分が生きていて、子どもたちに責任を持つことを選択したことを誇りに思います。 確かに、子どもたちを学校に通わせることはできませんが、それは私の手には負えません。このプログラムは生きているという事実を尊重し、人生をうまくやるべきだということを教えてくれました

CAREによる子どもたちや保護者への支援

困難な避難生活の中でも、子どもたちやその保護者が希望を失わず、健やかに暮らし、自立・就労の機会を得られるよう、CAREは様々な角度から支援活動を行っています。

◆家族の生活を支える飲料水や食糧、衛生キットなどの配布
CAREによる子どもたちや保護者への支援


◆難民キャンプの住民と連携した農業プロジェクト
ヨルダンのアル・アズラク難民キャンプでは、レタスやキャベツなどの農産物を生産し、キャンプ住民に提供するとともに生計の機会を創出しています。


◆子どもたちの教育と保護者の就労をサポートするプログラム
ポーランド国際援助センター(PCPM)と協力して、ウクライナ難民の教師を雇用し、ポーランドの学校でウクライナの子どもたちへの教育支援を行っています。



春募金のお願い

様々な困難を抱えながらも懸命に生きる子どもたちやその家族が、安心できる日常を手に入れ、希望ある未来を描くには、継続した支援活動が必要です。ぜひ、ご無理のない範囲で、あなたの力を貸してください。

春募金のお願い

※今回の春募金へのご寄付は、CAREの活動全体へのご支援として大切に使用させていただきます。



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[本件に関するお問い合わせ先]

公益財団法人 ケア・インターナショナル ジャパン
個人寄付担当 轟木  
Tel: 03-5944-9931 Fax: 03-5950-1375 Email: bokin@careintjp.org

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