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世界難民の日:ガザのスタッフは、飢え、疲労、危険に耐えながら、支援を届けています

6月20日は「世界難民の日」。
紛争や迫害から逃れることを余儀なくされた人々の苦境に立ち向かう勇気を称える日です。

今、正にこの瞬間も、ガザの現地チームとパートナーは、支援するコミュニティと同じ恐怖、飢え、悲しみに耐えながら、命を救う支援を届けるために働いています。

ガザでは、人道支援従事者と市民の間に境界線はありません。CAREのスタッフは援助者であると同時に、親であり、兄弟であり、隣人でもあります。何度も何度も避難を繰り返し、なかには10回以上避難している者もいます。

今日、ガザのスタッフは、安全な水、衛生設備、電気を確保することなく、テントや過密状態の学校で生活しています。他の人たちと同じように、食料を求めて行列に並びます。家族のために物資を配給し、他の人たちのために支援を確保しようとしています。そして悲嘆に暮れながら、それらすべてをこなしています。

精神的な打撃は計り知れません。ガザのスタッフは、燃え尽き症候群、道徳的傷害、生存者の罪悪感について語ります。彼ら・彼女らは救えない人々に心を痛めています。子どもたちの身を案じています。それでも彼ら・彼女らは現れます。そうしなければならないのです。他に誰もいないのだから。


【ご参考:パレスチナにおけるCAREの活動】

ガザとヨルダン川西岸地区のパレスチナ人コミュニティで75年以上の間活動してきたCAREは、人道支援と長期的な開発支援において、同地域で重要な役割を担ってきました。そして、グローバル基準のアプローチに基づき、現地パートナーとのネットワークを築いてきました。これら現地パートナーとの強力な関係は、現在のガザでの活動にとって極めて重要となっています。信頼できる現地パートナー団体と協力することで、CAREは多くの国際組織がアクセス困難な地域を含む、ガザ全域のコミュニティで支援を提供することができています。

ガザ、エルサレム、ラマラ、ジェニン、ヘブロンに事務所を構えるCAREは、国連機関、非政府組織(NGO)、政府当局、民間セクターと協力しながら、パレスチナ全土の人道戦略を調整する重要な役割を担っています。緊急ジェンダー分析など、CAREの調査・分析手法は、効果的な対応を計画するために、人道部門全体で頼りにされているものです。

CAREは国連機関やNGOの協力的なネットワークの中心にあり、互いに相乗効果を生かし、重複を避けながら、最も必要としている人々に確実に支援を届けていきます。同時に、国際的な連合体としてのCAREの組織構造により、私たちはエジプトやヨルダンなどの当地域の他のCAREチームとも連携して物資を事前に配置し、治安やアクセス状況が許す限り、対応の規模を拡大できるようにしていきます。

【ご参考:パレスチナにおけるCAREの活動】



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本件に関するお問い合わせ先

公益財団法人 ケア・インターナショナル ジャパン
〒171-0031 東京都豊島区目白2-2-1 目白カルチャービル5階
Tel: 03-5950-1335 Fax: 03-5950-1375
Email: bokin@careintjp.org
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