「ミャンマー地震被災者緊急支援募金」へのご協力をお願いします
ディープ・マラCARE緊急人道支援局長は、CNNに出演し、本地震の被災者がおかれた窮状を訴えました。特に、医療物資、そのなかでも抗生剤や絆創膏など衛生用品、そして、食料と安全な水が切に求められていることを強調しました。
また、被災した人々、特に子どもたちが家に戻ることを恐れて、路上で過ごしていることに触れたうえで、これは、トルコ・シリア地震でも見られた光景で、強い揺れを経験した人々はトラウマを抱えていること、長期な心のケア支援が今後求められることにも言及しました。
・初動緊急対応として、地震の影響を受けた50万人に支援を行う予定です。
・CAREミャンマーは、直接またはパートナーを通じて、現金支援、必要不可欠な保健・医療サービス、安全な水、緊急食料品、尊厳と衛生キットの提供を計画しています。
金曜日の地震の壊滅的な影響は、時間とともに明らかになりつつあります。これは、すでに人道的状況が深刻なミャンマーにとって、さらに危機が重なったような状況です。救助隊は瓦礫の下に閉じ込められた人々の救出作業を今も続けており、病院はパンク状態です。この大惨事による身体的、精神的ダメージは、今後何十年も続くでしょう。
この大惨事は、すでに脆弱なコミュニティを屈服させました。地震でトラウマを負った人々は、安全な水も食べ物もなく、暑さから逃れる場所もなく、路上で眠っています。彼ら・彼女らはどこを頼ればよいのか、どこに安全があるのかをまったく知りません。私たちの緊急救援チームは、行く先々で完全な破壊を目撃しています。それに加えて、今月初旬にはサイクロンの発生が予報されており、この危機をさらに悪化させることも懸念しています。
地震の影響の全容は依然として不明であり、地震発生前から紛争やサイクロン、大洪水などにより憂慮すべき人道危機に直面していた人々を、さらに苦しめています。そして、今も、夏のピークの猛暑に耐えながら、多くの被災者が電気も水道もない屋外で野宿している状況です。彼ら・彼女らに支援を待つ余裕はありません。
現地では、コレラなど感染症の流行も懸念されています。今後、危機をさらに悪化させる恐れのあるモンスーンシーズンが来る前に、十分な緊急支援を提供する必要に迫られています。どうか、皆さまのあたたかいご支援をお願いします。
©︎Juozas Cernius/CARE
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