事務局長より就任と新年のご挨拶を申し上げます
新年おめでとうございます。
旧年中は、ケア・インターナショナル ジャパンの活動に多大なるご支援を賜り、誠にありがとうございました。本年も変わらぬご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
2024年を振り返ると、続くロシアによるウクライナへの軍事侵攻、ガザにおけるイスラエル・パレスチナ武装勢力間の衝突など、世界各地で人為災害が続き、多くの方々が安全を奪われました。また、自然災害や気候変動の影響が顕在化し、さらに、経済の不安定さや物価高騰により貧困人口が増加し、多くの家庭が基本的な生活を維持することに苦しんでいます。一方、私たちは、これらの課題に直面しながらも、支援が届けば希望を取り戻すことができる現場を、日々目の当たりにしています。
当財団では、途上国や紛争被災地等における農業、教育、保健衛生支援等を通じて、特に女性や女子たちが自立した生活を築けるよう支援を続けてまいりました。例えば、昨年は東ティモール、ネパール、コートジボワールのコミュニティで、ジェンダー、農業生計向上、学校整備等の活動のためのプログラムを実施し、多くの成果を上げることができました。これらの活動は、ひとえに皆さまのご支援とご協力の賜物です。心よりお礼申し上げます。
現在のグローバルな課題を解決するには、国際社会全体が連帯し、力を合わせることが不可欠です。国際NGOであるCAREは、貧困のない、すべての人々が尊厳をもって安心して暮らせる、希望に満ちた、包摂的で公正な世界を目指すことをビジョン(展望)に掲げ、人々の命を守り、貧困をなくし、公正な社会を創ることをミッション(使命)とし、全世界に存在するCAREと連帯し、協力・連携を通じて、世界100か国以上の人道および開発の分野でその実現に向けて活動を展開しています。
2025年は、私たち一人ひとりが境界を越えて協力し合うことで、より良い未来を築けると信じ、これからも皆さまと手を携えながら、持続可能で公平な世界の実現に向けて努力を続け、一人でも多くの方々に支援の手を差し伸べ、希望に満ちた未来を創造する年にしたいと考えています。
皆さまからいただくあたたかいご支援が、多くの命を救い、希望の光を届ける力となります。本年も引き続きご支援を賜りますようお願い申し上げますとともに、皆さまのご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
©︎Juozas Cernius/CARE
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