春募金へのご協力のお願い:「夢を叶えるために、学び続けたい」
昨年から続くコロナ禍においてCARE は、物資配布などの緊急支援に加え、教育分野など中長期での開発支援にも取り組んでいます。
「夢を叶えるために勉強したい」と願う子どもたちの未来をつなぐため、皆さまからのご支援が力強い支えとなります。
どうか、皆さまの温かいお心をCAREに託していただきますよう、よろしくお願いいたします。
新型コロナウイルス感染症の拡大による学校閉鎖や移動制限で、学校に行けない子どもたちが大幅に増えました。世界で12億人が学校に行けず*、その5人に4人は途上国の子どもたちです。また、先進国の90%が「オンライン等でのリモート学習」の機会を提供しているとされる一方、途上国については25%以下です。
学校に行けないと、学ぶ機会が減るだけでなく、給食や安全な水へのアクセスもできなくなり、子どもたちの心身の健康管理にも影響を与えます。特に、女の子への悪影響が大きいことが懸念されています。
*Global Partnership for Education (2020) GPE and COVID-19の調査時点の値 。状況により、学校再開、復学する子どもも増えている。
学校で提供される給食や飲み物を、手に入れることができなくなります。また、感染拡大の中、人との関わりが少なくなり、精神的な不安が、学業にも影響します。
女の子に対する教育の重要性が認知されておらず、家庭学習へのサポートが家族から受けられないこともあります。
途上国ではオンライン学習の環境が整っていない上に、教材や、ラジオ、テレビなどの電子機器なども限られる中、女の子よりも男の子の勉強に、それらが優先的に使われます。
特に女の子は、家庭の経済的状況なども相まって、早期婚、早期妊娠といったリスクに加え、将来の経済的な不安定さ、搾取の可能性なども高まります。
学校に行けない子どもたちへの教育支援だけでなく、その家族や教師、地域社会を巻き込み、子どもの未来を支えます。
地域の市民団体と協力し、子どもたちとその家族に、栄養のある食事や日用品を提供。また、地元経済の維持にも貢献できるよう、地元商店等で使用可能なクーポン券を配布します。
電波や必要な機器がないなどの理由で、学校や政府が提供するリモート学習プログラムが受けられない子どもたちへ、自宅学習用の教材や機器等を提供します。
子どもの労働などを減らし、学校や家庭での勉強を続けられるよう、収入創出プログラムを実施します。例えば、村内貯蓄組合の組織化や活性化を通じ、親が小規模ビジネスを通して資産を増やせる仕組みを強化します。
自宅で学習する子どもを遠隔で適切にサポートできるよう、教師への研修を実施します。同時に、教師に過度な負担がかからないよう、学校や教育省とも連携します。
「新型コロナウイルスの影響で学校が閉鎖してしまいました。ずっと家にいるのは好きではありません。家族が新型コロナウイルスに感染しないか、とても心配で、いつもお祈りしています。
CAREから、手洗いと衛生の研修を受けた後は、家族や友だち、近所の人に、適切に距離を保つことの大切さや、正しい手洗いの方法を伝えています。女の子がこのような活動をすることを、よく思わない人もいますが、女の子も男の子と同じ機会を持つのはとても大切です。私と家族は、この活動を誇りに思っています。
私の夢は、設計士になることです。今は、宗教と数学の勉強が好きです。
早く学校に戻り、夢をかなえるために勉強したいです。」
春募金へのご支援は、困難な状況にある子ども、女の子たちの未来を支えます。貧困のない、公正な社会を目指すCAREの取り組みへのご理解とご支援をよろしくお願いいたします。
例えば...
2,000円で、生徒一人に、教材を1冊提供することができます。
7,000円で、家庭の収入創出プログラムで、お金の管理に使用するセーフティボックスを、2つの村内貯蓄組合に提供できます。
30,000円で、5人家族に、10食分の食事を提供することができます。
※今回の春募金へのご寄付は、CAREの活動全体へのご支援として大切に使用させていただきます。
公益財団法人 ケア・インターナショナル ジャパン
個人寄付担当 脇坂
Tel: 03-5944-9931 Fax: 03-5950-1375 Email: bokin@careintjp.org
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