ガザ退避勧告にかかる声明:私たちは最悪のシナリオをまだ避けることができます
私たちは、ガザ地区北部に住む100万人以上の人々が24時間以内にガザ地区南部へ避難するよう命じられたことに落胆しています。
激しい砲撃が続き、交通手段もなく、すべてのライフラインが寸断されている現状では、女性、子ども、高齢者、障がい者、病院に入院している多数の負傷者などを含むこれほど多くの人々が避難することは不可能です。加えて、退避しても、シェルターとなる施設、水、食糧、医療もありません。
罪のないパレスチナ人が、罪のないイスラエル人に対して行われた恐ろしいテロ行為への代償を負担すべきではありません。もしこのような命令がそのままであれば、人道的な影響は、最近の歴史でも見たことのない規模になるでしょう。
私たちはまた、私たちの同僚とその家族の運命も非常に心配しています。彼ら・彼女らは怯えています。私たちは、暴力の連鎖を即時に緩和し、国際人道法の定めに従い、人道支援活動従事者を含むガザの民間人の生命を守ることを最優先するよう、強く求めます。私たちは最悪のシナリオをまだ避けることができます。
©︎Juozas Cernius/CARE
Copyright © CARE International Japan, All rights reserved.