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歩く国際協力「Walk in Her Shoes」15年の軌跡と活動地に生まれた変化



歩く国際協力「Walk in Her Shoes(WiHS)」は、今年で15周年を迎えます。

これまで長い間、皆さまよりいただいた温かいご支援に、ケア・インターナショナル ジャパンのスタッフ一同、心より御礼申し上げます。

15周年を記念し、これまでのキャンペーンの軌跡とCAREの活動地の人々に生まれた変化についてまとめた動画を作成しましたので、ぜひご覧ください。




数字で見る、歩く国際協力「Walk in Her Shoes」の15年

2012年、記念すべき第1回目のキャンペーンとして、わずか100名程度で始まった小さな取り組みは、参加者の皆さまの口コミやご紹介を通じて、年々少しずつ輪を拡げてきました。

一人ひとりの一歩が次の参加者の一歩へとつながり、その積み重ねによって、現在では全国各地また一部海外からも4,000人規模の皆さまが参加する大きなキャンペーンへと育てていただきました。

・これまでの参加者・寄付金額の推移

そして、これまでキャンペーンを通じて寄せられた寄付金は、当財団が実施する国内外での諸活動に大切に活用させていただいてきました。

ここでは、その具体的な成果の一例として、長年にわたり支援を継続している東ティモールでの取り組みをご紹介します。

事例紹介|東ティモールにおける課題と支援概要

2016年から現在に至るまで当財団は、アジアの最貧国の1つとされる東ティモールの中でも貧困度が高い遠隔地域であるエルメラ県アッサベ郡において継続的な支援を実施してきました。

事業開始当初、天水頼みの自給自足農業に留まり、気候変動による干ばつや豪雨の頻発で、農業生産と収入は不安定でした。水へのアクセスが限られ、乾期には農業が停滞し、生活基盤は脆弱でした。また、農作業や家畜の世話、水汲み、市場での農産物の売買など、生計を支える多くの役割を女性が担っていたにもかかわらず、家計や地域の意思決定の場への参加は限られ、貧困が固定化されていました。

このような課題を踏まえ、当財団は、以下の通り、第1フェーズから第3フェーズに亘り、一貫して、水へのアクセス改善を軸に、周辺課題の解決に向けて、農業生産性の向上、生計手段の多様化、栄養改善、そして女性の経済的・社会的エンパワメントに向けた包括的な支援を行ってきました。

第1フェーズ|農村地域の生計向上事業

事例紹介|東ティモールにおける課題と支援概要

■事業期間:2016年2月~2019年6月
■対象者:30の農民グループ(計450人)および22集落内約1,246世帯
■活動内容:農業技術研修、市場販売支援、集落アクションプラン策定、女性リーダー育成とジェンダー研修。

第2フェーズ|農業用水改善事業

■事業期間:2020年3月~2024年2月
■対象者:12の農民グループ(計223人)および12集落内約4,217名(整備する水源の水を生活用水として利用可能な周辺農民)
■活動内容:水源保全、貯水タンク・水路整備、点滴灌漑設置、水管理委員会設立、農業技術研修、ジェンダー平等研修。

第3フェーズ|遠隔集落における生業と食の改善事業

■事業期間:2025年3月~2027年2月
■対象者:4集落の村落貯蓄貸付組合メンバーとその家族およそ650人
■活動内容:別地域での第2フェーズ活動の継続ほか、マーケティング支援、金融サービス提供(村落貯蓄貸付組合の組織と運営支援)、ビジネス研修、栄養啓発。



成果|事業を通じ生まれた変化

こうして2016年から現在に至るまでの継続した支援を通じて、貯水タンクや農業用水設備の整備等によって、乾期でも農業生産が可能な環境が整い、同時に、生活用水としての利活用も促進することができました。

水・農業・金融・栄養支援を組み合わせた包括的な取り組みにより、農業を通じた生計向上、栄養改善、女性のエンパワメントが相互に支え合う形で、地域の貧困構造そのものが着実に改善へと変化を遂げています。

ストーリー紹介|水汲み労働からの解放を喜ぶビアトリスさん

以前、私たちの地域では、農業のために遠方の川まで水を汲みに歩いていかなければならず、私は、毎日のように水でいっぱいの重いバケツを農場まで運ばなければなりませんでした。土地を耕し、苗を植え、その上さらに、作物に水をやるために長い距離を歩かなければならず、本当に大変な労働でした。

CAREの支援のおかげで、一年を通して作物を植えることができるようになりました。今では、乾期でもタンクに水を貯水でき、畑には点滴灌漑システムが敷設されたことで、遠くまで水を汲みに行く必要もなくなりました。私はこの活動に参加でき、本当に感謝しています。野菜を栽培することで、子どもの教育を支援し、食料を手に入れ、市場で売ることができるようになりました。


ストーリー紹介|信頼されるリーダー レオノラさん
水へのアクセスが改善されることで、女性たちは日々の水汲み労働から解放され、研修や農民グループの諸活動への参加を通じて自信をつけています。地域で信頼されるリーダーとして活躍するレオノラさんのストーリーを、ぜひご覧ください。



15周年特別メッセージ|東ティモール大使より

マリア・テレジニャ・ダ・シルヴァ・ヴィエガス駐日東ティモール大使より、心温まるメッセージをいただきました。

歩く国際協力「Walk in Her Shoes」の日本の参加者の皆さま、ケア・インターナショナル ジャパンの皆さまによる15年にわたる継続的な支援に、心より感謝申し上げます。CAREの取り組みは、道路整備や水へのアクセス改善を通じて農村地域の暮らしを向上させ、生計の安定や健康・衛生環境の改善に大きく貢献してきました。また、女性や女の子のエンパワメントは、地域社会への参画を促し、国の発展を支える力となっています。これらの支援は東ティモールの未来への確かな投資であり、今後も真のパートナーとして協力関係を深め、より包摂的で持続可能な社会の実現に向け、ともに歩んでいくことを願っています。



現場の声|CARE東ティモール駐在員 伊藤より

かつて水不足や不安定な農業に悩まされていた集落では、乾期でも作物を育てられるようになり、収穫の喜びが広がっています。そして女性たちの水汲み労働が軽減されるなか、女性農民の皆さんも生業やグループ活動に積極的に参加し、「育てた野菜を販売して現金収入を得られるようになった」「小規模ながら商売を始められた」「収入が増え、子どもの教育費を払えるようになった」といった声が聞かれるようになっています。こうした1つひとつの変化は、人々が自分たちで未来を切り開いていける可能性を確かに広げています。その背景には、Walk in Her Shoesを通じて寄せられた支援があります。

私はCAREの職員として、ここ東ティモールでこの変化を日々見てきましたが、これからもWalk in Her Shoesに参加いただく皆さまの一歩一歩が、人々の自立と希望につながるよう、皆さまの想いを胸に活動を続けて参ります。今後とも、温かいご支援をよろしくお願いいたします。

伊藤 洋子(ケア・インターナショナル ジャパン/東ティモール駐在員)


これまで15年間にわたり、歩く国際協力「Walk in Her Shoes」を支えてくださったすべての皆さまに、改めて心より感謝申し上げます。

私たちは、これまでの皆さまとの歩みを誇りに、これからも「一歩の力」を信じて進み続けます。これからの歩く国際協力「Walk in Her Shoes」にも、変わらぬご支援をどうぞよろしくお願いいたします。


本件に関するお問い合わせ先



公益財団法人 ケア・インターナショナル ジャパン
〒171-0031 東京都豊島区目白2-2-1 目白カルチャービル5階
キャンペーン担当
Tel: 03-5950-1335  Fax: 03-5950-1375
Email: wihs@careintjp.org

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