国際ガールズ・デー:ネパールで女子の継続的な学びの場の確保と保健衛生・社会文化的な習慣の変容に取り組んでいます

10月11日は「国際ガールズ・デー」。
女子の権利やエンパワメントの促進を、広く国際社会によびかける日です。
当財団は、ネパールにおいて、特に女子の継続的な学びを確保し、保健衛生や社会文化的な習慣を変容するために取り組んでいます。
当財団が支援するインドラダヌシュ小学校が位置するカルナリ州ジャージャルコート郡は、地震が頻発するネパールのなかでも、特に地震に弱い地域です。2023年に発生した同郡を震源とする地震により、898棟の校舎が損壊し、およそ13万4,000人もの学齢期の子どもたちの教育に影響を及ぼしました。地震発生から2年が経った今でも、復興途上で、多くの子どもたちは、屋外で授業を受けるなど、学習を継続するうえで困難に直面しています。

現地スタッフのニーバによると、インドラダヌシュ小学校は、(当財団の支援が入るまで)どの団体からも再建のための支援を受けることができず、学校設備の状態が悪いため、生徒たちは野外で授業を受け、冬が近づくにつれ、寒さのなかで勉強を続けるのは難しくなり、このことは子どもたちの健康問題にもつながっているとのこと。
この状況をうけ、当財団は、学習施設の建設活動と保健衛生にかかる啓発活動を行っています。先般、建設現場を訪れたニーバは、女性の作業員を見かけ、思わずシャッターを切ったと写真を送ってくれました。ニーバは、この事業が女性の就労にもつながっていることをうれしく思うとともに、日本の皆さまからのご支援に感謝しています。


■被災地における女子教育および保健衛生改善事業
■世界月経衛生デー:ネパールで、若い世代に月経と、性と生殖に関する健康の啓発活動を行っています(2025年5月28日)
■事業地を訪問しました(2024年5月7日)
■活動の進捗(2024年2月26日)
■写真でみるネパールの女性や女子たち
■遠隔地の学校における教室改修支援事業
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