人道危機:「アフガニスタン緊急支援募金」へのご協力をお願いします
今、アフガニスタンでの人道危機が急激に高まっています。
アフガニスタンでは、昨年までに、既に290万人が国内での避難生活を送っていましたが、今年に入り、戦闘が激化。政情不安による治安悪化や暴力が急激に加速し、新たに55万もの人々が避難民となったと報告されています(UNHCR/2021年8月15日)。
そして、連日、日本のメディアでも報道されている通り、8月16日、事実上の政権崩壊を受け、393,000を超える人々が家を追われる緊急事態となり、今、食糧や水、シェルター、そして保護などの緊急支援が求められています。
政治的な混乱に加えて、新型コロナウイルスの感染拡大、そして気候変動による干ばつ等自然災害と食糧難と、幾重にも重なる苦難の中、特に弱い立場におかれている女性や子どもたちが、さらなる窮地に立たされています。
CAREは、国内の状況を注視しつつ、できる限り速やかに、避難してきた人々への緊急支援を開始すべく計画を策定しています。また、中長期的には、国内避難民はもとより、今回の人道危機に際して国境を越えて難民となった人々の保護、教育、保健、住宅、水と衛生、生計などにかかる支援についても、可能な限り、実施する予定です。
現時点で、例えば、次のような緊急支援を予定してます。
1.緊急ニーズを満たすため、世帯ごとに当座の資金を提供
(当面2か月分として一世帯180ドル程度を想定)
現地CARE事務所を通じて、避難民の命と生活を守るために必要な食糧、シェルター、その他の保護を得るための当座の資金を提供します。これは、危機の悪化によって深刻な影響を受けている地域経済やホストコミュニティの生活を支えることにもなります。伝統的に男性優位社会の同国において、特に女性や女子への支援が必要とされるため、例えば、女性が家長の世帯などへの支援を優先して取り組みます。
2.コロナ感染拡大防止のため、衛生キットを配布
これまでの陽性者数は15万人と報告されていますが、検査数が圧倒的に少ないため、実際の感染者数はこれより多いと推測されています。加えて、新型コロナウイルスのワクチン接種率は、わずか4.5%とされ、今後の感染拡大が懸念されています。また、もともとの医療体制が脆弱なため、家族に感染者が出た場合、そのケアは主に女性たちが担うこととなり、女性や女子にさらなる負荷をかけることになります。
1961年以降CAREは、長く続く人道危機に直面するアフガニスタンで支援を行ってきた実績があります。主に、女性の社会経済的エンパワメント、女子教育、村落開発、そして緊急支援などに注力してきました。これからも、同国の人々との強い信頼関係のもと、現地パートナー団体などとも協力しながら、女性や女子など、最も弱い立場にある人々へ確実に支援を届けていきます。
アフガニスタンの人々の命と未来を守るために、今、あなたの支援が必要です。「アフガニスタン緊急支援募金」へのご協力を、どうかよろしくお願いします。
クレジットカードでのご寄付の場合:
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郵便局からのご寄付の場合:
<口座番号> 00150-4-49006
<加入者名> 公益財団法人 ケア・インターナショナル ジャパン
※郵便局窓口にて、振込手数料が無料の口座である旨お申し出ください。
※お振込いただく際は、振込み用紙の通信欄に必ず「アフガニスタン(W)」と明記してください。記載がない場合は一般寄付としてお取り扱いいたします。
寄付金については「寄附金控除」の対象となります。
個人および法人の皆さまからのご寄付は、確定申告の際に、寄付金控除の対象となります。なお、個人の皆さまへの領収書は、ご希望いただいた方にのみ発行させていただきます。必ず通信欄にその旨明記していただくようお願い申し上げます。
【領収書発行を希望する皆様へ】
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・オンライン寄付の場合:「領収書の送付」の項目にチェックを入れて下さい。
・郵便局からのご寄付の場合:振込用紙の通信欄に「領収書要」と明記して下さい。
*当財団は、新型コロナウイルス感染拡大に伴い、当面の間、すべての職員の在宅勤務を奨励していることから、領収書の発送が大幅に遅れる可能性がございます。予め、ご了承ください。
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