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ガザ情勢:医療的退避は歓迎すべきスタートなるも、危険にさらされているすべての患者を救うには不十分です

1日にガザの深刻な緊張状態にある病院から患者の避難が始まったことをうけ、CAREヨルダン川西岸・ガザ事務所のヒバ・ティビ所長は、この最初の一歩を歓迎する一方で、迅速な退避、支援の大幅な拡大、そしてすべての市民を守るための即時停戦の必要性を強調しました。

「ガザからの医療的退避が始まったことは救いです。1日におよそ76人の重傷患者がラファ国境を越えました。ただ、これは氷山の一角にすぎません。 22,000人以上が負傷しており、命を救い、これ以上の苦悩を生じさせないために、今後数日間、医療搬送と物資の供給を優先させなければなりません。

患者を苦しめている状況が続いています。燃料が底をつき、病院は操業を停止しています。さらに、病院は空爆から免れておらず、患者と医療従事者の命を危険にさらしています。3分の1以上の病院と、3分の2近くのプライマリーヘルスケアが閉鎖されています。1日、ガザ市にあるトルコ・パレスチナ友好病院では、燃料が底をつき、ほとんどの活動を停止せざるを得なくなり、70人のがん患者の命が危険にさらされていると報じられました。

少数の援助トラックが水、食糧、医薬品を積んでガザに入りましたが、国境での制限のため、これまでに届けられたわずかな物資をはるかに上回るニーズがあります。過密状態の避難所では、病気が急速に広がっています。国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)が運営する学校では、安全な水、食糧、トイレ、寝るためのマットレスが不足しており、状況は壊滅的です。

CAREは、即時停戦をよびかけています。9,000人以上とされるガザの犠牲者の3分の2は子どもと女性です。人道支援従事者は、支援を必要とする人々を助けるために、安全で、持続可能な、妨げのないアクセスが確保されなければなりません。一般市民が医療を受けられるようにし、女性と子どものニーズを満たさなければなりません。すべての当事者は、国際人道法のルールを尊守しなければなりなせん」


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〒171-0031 東京都豊島区目白2-2-1 目白カルチャービル5階
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