東ティモール:ゼンショーホールディングスとの協働プロジェクトが本格始動しました

ゼンショーグループは、「食を通じて、人類社会の安定と発展に責任を負い、世界から飢餓と貧困を撲滅する」という企業理念のもと、世界中の人々に安全でおいしい食を手軽な価格で提供することを使命としています。そして、「食のインフラ」としてすべての人々に安定して「食」を供給することのできる仕組みづくりに取り組むと同時に、2007年からは独自の直接提携型フェアトレードにも取り組んでいます。
現在では、アジアやアフリカなど20か国との間でコーヒーや紅茶の取引を行い、フェアトレードから生まれる「社会開発資金」を活用し、学校建設、水道施設の整備、女性支援などの社会開発活動を推進しています。
2024年12月、当財団も、東ティモールにおけるコーヒーのフェアトレードに関し、株式会社ゼンショーホールディングスほか、地元コーヒー買取販売業者、CARE東ティモールの4者間での覚書を締結。コーヒー生産地としても有名な東ティモールのエルメラ県におけるコーヒー農家とのフェアトレードに向けて協働を開始しました。
2025年5月、ご担当者を現地にお迎えし、コーヒー生産者との会合を開催しました。会合では、同社のフェアトレードの取り組みや関係者それぞれの役割について共有し、今後も協力しながら高品質なコーヒーを生産し、日本への輸出を目指すことを確認しました。


そして同年10月17日、ついに1コンテナ(19.2トン)の生豆の船積みを完了。日本に向けて、無事に出荷の日を迎えることができました。現地の努力と協力の結晶が、まもなく日本に到着します。
今後、日本国内で商品化され、全国の「すき家」で提供されます。東ティモールの農家の方をはじめ、多くの関係者の想いの詰まった最高の1杯を、ぜひご賞味ください。ホットコーヒー税込120円、アイスコーヒーMサイズ税込120円、Lサイズ税込170円で販売されます(店舗によって、お取り扱いメニュー・価格が異なる場合があります)。
©︎Juozas Cernius/CARE
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