緊急支援事業:ガザとウクライナのチームは、圧倒的な支援ニーズに対応するため、たゆまぬ努力を続けています
世界各地で激化する武力衝突。紛争地域における人道支援活動は甚大な危険を伴います。それでも、現地のCAREチームは、圧倒的な支援ニーズに対応するため、たゆまぬ努力を続けています。
毎日500台の物資を積んだトラックが往来していたガザ地区の日常は2023年10月7日を境に一転。2024年12月時点では、毎日75台に激減し、地区人口の91パーセントが飢餓状態にあります。人道的アクセスが著しく制限された2024年夏、四半世紀前に同地区での撲滅が確認されたポリオが発生。これは、回避可能で予防可能な人々の苦しみを拡大し、人道支援を困難にしていることを示す事例です。CAREは、国連機関と連携し、接種キャンペーンの最初の3日間で、デイル・アル・バラの一次医療センターで、10歳未満の子どもたち2,124人に、新型経ロポリオ・ワクチン2型を2滴ずつ投与しました。
ウクライナでは重要な電カインフラヘの日常的な攻撃が続いています。停電、割れたり損傷したりした窓や屋根、暖房のないアパート、そして強制移住。厳しい冬の只中の2024年末、CAREは、ヴォフチャンスクから国内避難を余儀なくされた150世帯に対し、ハルキウで冬用キットを届けました。このキットには、ヒーター、暖かい毛布と枕、モバイルバッテリー、ソーラーランプ、ガスコンロが含まれています。これらの物資すべてが、国内避難民の人々が暖をとり、この寒い困難な時期を乗リ越える助けとなるはずです。
CAREウクライナのチームでは、スタッフの10パーセント以上が家を失った、または家を離れることを余儀なくされています。彼ら・彼女らの仕事は危険を伴いますが、支援活動を続けるためにその状況を受け入れています。
©︎Juozas Cernius/CARE
Copyright © CARE International Japan, All rights reserved.