ミャンマー避難民児童教育支援|非正規教育センターを視察しました

当財団がタイで行っている「ミャンマー避難民児童への教育支援事業」のチームは5月25日、移住児童の教育へのアクセスを支援する日本国際労働財団(JILAF)の現行のプロジェクトから学ぶため、バンボン地区の非正規教育(NFE)センターを視察しました。当財団の事業も、移住児童がタイの教育制度に適応し、就学できるよう支援するという共通の目標を掲げています。チームは社会科の授業を視察し、生徒のタイ語能力向上や教室での自信を育むための指導法や活動について学びました。
チームは、同地区にあるワット・ニン・スカーラム小学校とJILAFとの会議にも参加しました。同校には現在90名以上のミャンマー人児童が在籍しており、全児童数の36.67パーセントを占めています。議論においては、移住児童がタイの学校での学習に円滑に適応できるよう、また児童の背景や学習ニーズにより適切に対応できるよう、タイ語の補習授業を提供することの重要性が強調されました。同校は、NFEセンターで学ぶ移住児童を受け入れ、タイ語の学習をさらに支援するための補習授業を提供する意向を表明しました。その一方で、公的な身分証明書の不足により、依然として一部の児童がタイでの教育を十分に受けられない状況にあります。この問題については、さらなる議論と対策が求められています。
今回の訪問は、ラクス・タイ財団(CAREのタイ事務局)の「移住児童学習センター(MCLC)」にとって、バンコクの教育機関、特に非公式教育(NFE)センターとの関係を強化する貴重な機会となりました。こうしたつながりを築くことは、MCLCの生徒たちの将来の進路や継続的な学習機会を支えるうえで重要となります。
当財団は、タイにおいて「ミャンマー避難民児童への教育支援事業」を行っています。2021年2月以降、バンコクに隣接するサムットサコーン県に多数のミャンマー避難民が流入。近年、避難民児童の数も急増するなか、この課題に対応するための支援は十分とはいえず、支援ギャップが生じています。避難民児童は、タイ語や慣れない学習環境への適応に困難を抱えており、転学にあたっては従来よりも手厚い教育や心のケア支援を必要としています。さらに、避難する過程で負ったトラウマ、避難先での劣悪な生活環境、社会的孤立などによる、避難児童への保護リスク(暴力、ネグレクト、虐待、搾取など)の高まりも指摘されています。
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