
東ティモールではやっと雨期が終了。
当財団が遠隔集落における生業と食の改善事業を行うエルメラ県アッサベ郡ではコーヒー収穫の季節を迎えています。
アッサベ郡のマラベ村(イラット・コラ集落)、バボエ・レテン村(イラット集落)、レイメア・レテン村(オルベト集落、ブイバル集落、レウララ集落)では、地域の誇りであるコーヒーの品質向上と生産拡大に向けて、コーヒー農家の皆さんが日々努力を続けています。
本格的なコーヒー収穫シーズンに先立ち、コーヒーの活動で協働しているMara Mresa Caféのスタッフとともに、高品質な水洗式コーヒー加工技術、コーヒー生産の量と質の向上、そして家計収入管理に関する研修を実施しました。研修には、女性43名、男性67名のあわせて110名が参加しました。

コーヒーの品質と生産向上を支援
これらの地域のコーヒー農家は、コーヒー品質基準に関する知識不足、水洗加工技術のばらつき、農園管理やコーヒー樹の若返りに関する技術不足、加工資材や機材の不足、価格変動、収入管理の課題、そして安定した市場やフェアトレード機会へのアクセス不足など、さまざまな課題に直面しています。
その結果、コーヒーの生産量は十分に伸びず、多くの農家が生活向上に苦労しています。こうした課題は生産と収入の両面に影響を与え、コーヒー農園の整備や生活環境の改善を難しくしています。なかには、より早く収入を得て家族の食料を確保するために、コーヒーの木をキャッサバ、タロイモ、トウモロコシなどの作物へ転換し始めている農家もいます。

地域における持続可能なコーヒー生産の発展に向けて
今回の研修は、農家がコーヒー加工の実践的な技術を習得し、コーヒーの品質と生産量を向上させ、市場価値を高めるための重要な機会となりました。研修では、昨年の経験を共有しながら活発な議論や質疑応答が行われ、参加者から多くの意見や提案が寄せられました。特に、高品質基準を満たし、よりよい価格で販売するための改良された水洗加工技術への関心が高く、多くの参加者が今後の実践に意欲を示しました。
CAREは今後も、コーヒー農園の維持管理やコーヒー樹の若返りに関する実践研修、さらに成功しているコーヒー農園への視察を通じて、地域農家への支援を継続していきます。これらの活動は9月から10月にかけて実施される予定で、農家が品質基準を満たし、市場からの信頼を高め、よりよい販売機会を得るとともに、地域における持続可能なコーヒー生産の発展につながることを目指しています。
▼動画で見る「遠隔集落における生業と食の改善事業」
関連情報
■遠隔集落における生業と食の改善事業
■小規模ビジネスの研修を行いました(2026年5月7日)
■野菜栽培の技術研修を行いました(2026年4月30日)
■給水設備の保守にかかる研修を行いました(2026年4月21日)
■ジェンダー平等と性別に基づく暴力(GBV)防止研修を実施しました(2026年4月6日)
■本事業にかかる署名式が行われました(2026年3月16日)
■【動画】駐在員が解説!「遠隔集落における生業と食の改善事業」
■コーヒーの可能性に着目し、生業手段の多様化に取り組んでいます
■東ティモール「遠隔集落における生業と食の改善事業」スタッフ紹介
■開始から1年。事業の進捗と駐在の1日はどう変わった?
■村落貯蓄貸付組合(VSLA)とは
本件にかかるお問い合わせ先
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