ウクライナ危機:カホフカダムの決壊に伴う大規模洪水に対応しています
現地時間6日早朝2時50分頃、ウクライナのケルソン州にあるカホフカ水力発電所で数回の爆発が発生。これによりダムが決壊し、周辺では大規模な洪水が発生しています。
これをうけ、CAREは緊急対応チームをケルソン市に派遣。同チームは、状況を迅速に分析し、ダムと水力発電所の破壊によるニーズを調査しました。
この洪水によって影響を受けた人は16,000人に及ぶと推定されています。CAREの現地パートナー団体は、地元当局やボランティアグループとともに、以下のニーズがあるとし、緊急支援を求めています。
◇水上トラック輸送
◇避難用ボート
◇ウォーターポンプ
◇炊き出しによる温かい食事
◇避難住民を受け入れる集合センターでの食糧、水、衛生管理
左岸地域はまだ避難できておらず、多くの住民が屋根の上に取り残されています。今後水位がさらに1メートル上がる可能性があります。そして、さらなる脅威となっているのが、この地域の地雷が水によって運ばれていることです。
CAREウクライナ事務局長のファブリス・マルティンは、次のようにいいます。
「カホフカダムのあった地域には、地雷がたくさんあり、現在水に浮いていて大きな危険をもたらしています。さらに、この爆発が環境に及ぼす壊滅的な影響を非常に心配しています」
「少なくとも150トンの石油がドニプロ川に放出され、さらに300トン以上の漏洩の危険性があります。これにより、8万ヘクタール以上の保護地であるニジニジプロフスキー国立自然公園が消滅する恐れがあります。CAREチームとパートナー団体は迅速に対応していますが、最も弱い立場におかれた人々を助け、人命を救う機器や援助を提供するためには、より多くの資金援助が必要です」
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