生きるチカラを信じて支える ケア・インターナショナル ジャパンは、貧困の根源の解決に向け、災害時の人道支援を行うとともに、「女性や子ども」に焦点をあてた活動を通して、最も困難な状況になる人々の自立を支援しています。
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レモンバジルを使った蚊よけの記事で家族を守るジャシンタさんのお話し

東ティモールでは蚊が媒介する病気の脅威が高く、2012年も745名がデング熱に感染し、48,137名がマラリアに感染していると報告されています。特にマラリアは感染者の60%が東ティモールの13の県のうち4県に集中しており、そのうちの一つがコバリマ県です。

ジャシンタ・ド・カルモさんとその家族はコバリマ県の農村部タボロ村で暮らしています。タボロ村のような東ティモールの農村地域では健康に関する情報から隔離された状態にあり、地域住民の多くは健康を守ることが非常に重要であると認識しつつも、そのために必要な知識を十分に有していないという問題があります。

ジャシンタさんと彼女の夫が、蚊が媒体となる病気について意識するようになったのは2009年、末っ子の息子がマラリアに感染して治療が必要になった時でした。「その時、幸い息子は回復しましたが、必要な治療を受けることがとても難しかったのです。 家族の誰かが具合が悪くなった時、遠く離れたヘルスセンターに薬を取りに行かなければならず、また病気の予防や病気になった家族への対応について情報を得ることも容易なことではありません」とジャシンタさんはいいます。

CAREは、保健省と協力して、ジャシンタさんが暮らすコバリマ県の村を含め、東ティモール全土の村を対象に、「ラファエック」に生活に役立つイラストの多い記事を掲載することによって、タボロ村等の地域コミュニティに住む人々に健康や衛生教育を行っています。

最近、ジャシンタさんは村長から「ラファエック」を受け取り、早速、生活での実践を始めました。レモンバジルを使った蚊よけの方法が写真入りで掲載されていたからです。

ジャシンタさんは、「この方法を実践してからは家の中の蚊が減り、ラファエックのレモンバジルを使った情報は、蚊帳を買えない私たちにとって、とても役立っています」と大変喜んでいます。

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ラファエックに掲載された方法で天然材料を使った蚊よけを実践するジャシンタさん

「ラファエック」の発行・配達を含む「ラファエックコミュニティメディア事業」は、東ティモールの4つの県のコミュニティで、文字のあまり読めない大人と子どもを対象に活動を展開しています。ニュージーランド政府開発支援資金を受け、この事業では基本的なライフスキルの情報と指導を「ラファエック」や参加型の対話セッションや雑誌の内容を音声で伝えるラジオ番組を通じて提供しています。ラファエックコミュニティメディア事業チームは他のCAREの事業チームと連携して、よりよい農業、ビジネス、健康、衛生、幼児教育の実践、基本的な識字と計算能力の向上に関する記事の発信を進めています。「ラファエック」には子ども向けの別冊がついており、コバリマ、ボボナロリキサ、エルメラの22,000世帯以上に配布しています。

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「ラファック」を受け取る以前は、ジャシンタさんは家庭で実践できるこのような簡単な蚊よけの方法について知りませんでした。「私や家族にとり、新しい情報や考え方を知ることができ、ラファエックが大好きです」と彼女はいいます。

ジャシンタさんは子どもたちに健康的な環境で生活してほしいと願っています。彼女は家族の生活がよりよくなる新しい記事が掲載されているラファエックを今後も継続して読むことを希望しています。

「ラファエックをとおして、健康的な環境で生活することについて色々と知ることができます。このような情報は私や家族にとってとても重要です」とジャシンタは話しています。

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知っていましたか?
コバリマ県は洪水が発生しやすい地域です。洪水は蚊が繁殖しやすい土壌を作り、ジャシンタさんが住むタボロ村等の地域では、すでに存在する病気を蚊が媒介することで感染が拡大します。この記事が掲載される直前に、コバリマ県は大きな洪水に見舞われており、2013年6月26日にはカッサバウの洪水により416世帯が被害を受けたと予想されています。


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