ウォーキング・パートナーの取組紹介 vol.14 〜ディアジオジャパン編〜
歩く国際協力「Walk in Her Shoes 2024」キャンペーンには、多くの企業様にもご協力いただいています。その中で、社員さまが団体参加をする「ウォーキング・パートナー」の企業様のお取り組みについて、シリーズで紹介します。
第14回は、ディアジオジャパンさんです!
イギリスの大手酒造企業ディアジオは、世界180か国以上で、200を超えるブランドを販売する企業グループであり、世界で酒類業界を牽引しています。ディアジオのパーパスは、「Celebrating life, everyday, everywhere(いつでもどこでも人生を謳歌しよう)」です。日本でのさらなるビジネス拡大を目指して、完全子会社ディアジオジャパン株式会社が2021年5月1日に輸入販売を開始しました。
現在は、東京に本社を置き、70名近くの現地社員がいます。CARE International JapanのWalk in Her Shoesキャンペーンには初めての試みですが、約15名の有志の社員が参加しています。
🎤キャンペーンへの参加理由や期待する成果、意気込みなどを教えてください。
ディアジオジャパン株式会社の女性従業員全体の割合は3割、特定業務における女性の活躍が限定的です。その為、自身のキャリア等に不安を抱えている女性社員や同僚、ラインマネージャー等の上位者が繋がり、自分らしく、自分にとって重要なことを共有できる機会が社内でも必要と考えました。
このような機会を作るために、同じ志を持つ社員数名が集まって、女性従業員及び周りの同僚が一緒に成長するためのプラットフォームと環境を提供し、日本でのインクルージョンとダイバーシティ文化を促進すると言うミッションを掲げた従業員リソースグループ(ERG)を立ち上げました。このキャンペーンに立ち上げたばかりのERGメンバーが一緒に参加することで、女性や女の子だからという理由のみで家庭内での仕事の責任を負わされる社会にも思いを巡らせつつ、一体感が生まれることを期待しました。
更に、私たちの会社が取り扱う商品の基本となる水の大切さについても意識を向けられるようなキャンペーンであることから、ERG以外の有志メンバーを誘って参加することになりました。
🎤参加促進や盛り上げに向けた社内での取り組み、または今後予定していることなどがあれば教えてください。
当該キャンペーンにERGメンバーだけでなく、他の有志メンバーも一緒に参加することにより、普段の業務以外でも「沢山、歩いていますね」と、メンバー間でも共通の話題ができることで雑談が自然と生まれる効果がありました。リモートワークが多い社員についても歩く機会を増やすことで健康増進にも繋がっています。また、有志の参加者には、営業担当者も多く、営業活動の中でいかに歩いて実際に顧客訪問をしているかと言うことも人事等サポート部門の方でも営業社員の仕事の見える化されたことが良かったです。このような相互理解が深まることで、立ち上げたばかりのERGの他の活動についても、一緒に歩いている他の有志メンバーを積極的に誘いやすくなったと感じています。
一人一人が好きな時間に好きな場所で歩くだけではなく、5月17日には、ランチ時間帯に一緒にオフィス周辺を歩いて新緑の季節を楽しむためにピクニックを実施予定です。新規参加と言うことで、来年以降への課題も見えました。社員間のコミュニケーションが活性化され、業務以外のいろいろな不安や悩みなどを安心して共有できるような機会を創出し、ERGメンバーだけでなく周りの上司や同僚も一緒に女性の置かれている社会の現状にも意識を向けて一緒に成長できるよう自分たちにできることから前向きに今後もいろいろな活動に挑戦していきたいと思います。
©︎Juozas Cernius/CARE
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