生きるチカラを信じて支える ケア・インターナショナル ジャパンは、貧困の根源の解決に向け、災害時の人道支援を行うとともに、「女性や子ども」に焦点をあてた活動を通して、最も困難な状況になる人々の自立を支援しています。
参加する

フィナセちゃんの話(14歳/エチオピア)

2013_ETH_WASH_JE_Finase_8.jpg

フィナセちゃんの家では水を必要としています。一家が必要としているのは飲料水と料理するための安全な水です。そして、安全な水を得るために14歳のフィナセちゃんは25リットルの水の入った容器を背中に担ぎ、ぬかるんだ滑りやすい道を歩き、家から一番近い水場にいくしかありませんでした。フィナセちゃんは少なくとも一日に3回、それは終わりのない作業です。焼け付くような日差しの下、雨が降る中、フィナセちゃんは30分以上歩き、牛・ロバ・羊の出入りするようなところから汚れた水を汲み上げていました。そしてまた、同じ道を25リットルの水を背負い家へと引き返すのです。

毎日、フィナセちゃんは夜明け前に起床し、そして水場に向かいました。それは暗くて怖い道のりです。「もし、ケガをしたらと思うと1人で歩くのは怖くて。でも、両親には一度もそのことをいったことがないの。だって、たくさんの私と同じ年の女の子やもっと小さい女の子も同じことをしているから」とフィナセちゃんはいいます。

経済的に豊かではない国では女の子や、女性は歩くしか選択肢がありません。水を得るのは必要不可欠だからです。過重な飲み水の70%以上は女性や女子の肩に背負われて運ばれ、時に成長障害や発達不良の原因になります。

フィナセちゃんが安全ではない水を得るための毎日の時間は、定期的に学校を休むことを意味し、クラスで遅れを味わうのです。「水を汲むのに歩いていた時、クラスのみんなのことを考えていたの。私もみんなと一緒に勉強したいって」フィナセちゃんは続けます。「私、3回も上の学年に進級できなくて、同じ学年でまた勉強しなきゃいけないのが恥ずかしかったの」と付け加えました。

水.jpg

安全ではない水源

フィナセちゃんが学校を休むのは、腹痛、嘔吐、そして下痢が原因でもあります。「水汲みのために歩くことで、病気になるし、学校にも行けず、とても辛かった」とフィナセちゃんは語ります。

フィナセちゃんが時間をかけて運んだ泥水は彼女の兄弟、姉妹も病気にするのです。彼女の母親は思い出しながら、「子どもたちは顔色が悪く、生気がなくそしてよく泣いていたわ。成長のたびに具合が悪くて、自分は子どもたちが良くなるために何もできないと感じていました。」

「子どもたちが死んだらどうしようと思った。」

しかし、近くに井戸がなければ、フィナセちゃんに選択の余地はなく、衛生状態が確保できない安全ではない水を彼女の家族に運ばざるを得ないのです。

2013_ETH_WASH_JE_Finase_26.jpg

フィナセちゃんは自宅から10分の
ところにある井戸まで歩く

ほんの数年前、CAREの職員らが彼女の村に到着して始めたことは、村の住民たちが自分たちの水についての理解を深めることでした。そして、住民たちの必要な水が、衛生状態が守られた水源に位置することと、そしてフィナセちゃんの家からできるだけ近い場所への井戸の建設を助けることでした。

フィナセちゃんは今でも家事や水汲みを一日に何度かしていますが、今は、彼女の歩みは短くなりそして、水を運ぶ容器には安全な水がいっぱいです。彼女の家族は健康になり、フィナセちゃんは定期的に学校に通っています。彼女が水汲みのために費やした時間は現在、読書や、宿題をする時間です。フィナセちゃんは学校での勉強をがんばると約束します。彼女は現在5年生、英語と数学が大好きです。近所の井戸から水運びで歩いている間、フィナセちゃんは二度と学校でクラスの仲間においてけぼりにされる夢に煩わされず、代わりに大学に行って先生になることを夢みているのです。

Walk in Her Shoes 2015キャンペーンページ

  • CAREパッケージ
  • CARE支援組織
  • ジェンダーハンドブック
  • フォトギャラリー
  • お名前

    ふりがな(かな)

    登録メールアドレス(半角)

  • accountability2012.jpg