ウクライナ人道危機:国内に留まり活動を続けるボランティアを支援しています
キーウにあるコーヒーショップは、周辺地域の人々に、1日約11,000食を提供するボランティアネットワークの本部になっています。この日は、支援物資として届いたばかりのジャガイモの袋詰めが行われていました。ここには約500人のボランティアと100人のドライバーがいます。
「私たちは戦うキッチンになりました」と、ボランティアネットワークのコーディネーターの1人であるスラバ・バルベックさんはいいます。現在、約25のレストランと3つのパン屋が店を閉め、ボランティアのためにキッチンと冷蔵庫を開放しています。
「私たちは、病院、幼稚園、老人ホームなどに食糧を配達します。車の中にたくさんの食品を詰め込んで、地域の人々に配布することもあります。80歳の女性は、数日分の食糧パックを受け取っていました」と、ボランティアネットワークの主催者であるリーリア・ツバリーバさんが教えてくれました。
ここには、支援物資の整理、配布、保管から調理や配達まで、日常的に支援を行う多くのボランティアがいます。
「私たちの中には、タクシーの運転手、画家、建築家もいます。皆、仕事を失ったので、それぞれのスキルを別の方法で活かしています。私はパン屋の店長でした。人と人をつないでいき、今では、ボランティアを希望する人々の“順番待ちリスト”もあります」
「ボランティアをしたい人は、車の大きさを聞いてきます。どのくらいの支援物資が積めるのか気になるようです。1台の車で、約300食分の食事を運ぶことができます」と、リーリアさんは教えてくれました。
CAREは、ウクライナに留まり支援活動を続ける、このようなボランティアの人々に対して、活動資金を提供するなど、常に柔軟に、多様なサポートを行っています。
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